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後場に注目すべき3つのポイント~中小型株の循環物色に新年相場への期待

2020/12/25 12:21 FISCO
*12:21JST 後場に注目すべき3つのポイント~中小型株の循環物色に新年相場への期待 25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり小幅反落、中小型株の循環物色に新年相場への期待 ・ドル・円は小動き、日本株の下げ渋りで ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がデンソー<6902> ■日経平均は3日ぶり小幅反落、中小型株の循環物色に新年相場への期待 日経平均は3日ぶり小幅反落。8.36円安の26659.99円(出来高概算3億6000万株)で前場の取引を終えている。 クリスマス前日の短縮取引だった24日の米株式市場でNYダウは続伸し、70ドル高となった。取引参加者は限られたものの、新型コロナウイルスワクチンの確保が進んでいることや、英国と欧州連合(EU)が自由貿易協定(FTA)などで最終合意に至ったことが安心感につながった。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで39円高からスタートすると、寄り付き直後に一時26716.61円(48.26円高)まで上昇。ただ、米追加経済対策の成立に不透明感が出てきているうえ、新型コロナ変異種に対する警戒感なども根強く、前場は前日終値を挟みもみ合う展開が続いた。海外勢の取引が減り、ここまでの上下の値幅は78円ほどとこう着感が強かった。 個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が4日続落し、3%超下げている。出資先の中国アリババグループが中国当局の調査を受けて株価急落し、売り材料視されているようだ。ソニー<6758>やエムスリー<2413>もさえない。また、ストライク<6196>は第1四半期決算が大幅減益となり、東証1部下落率上位に顔を出している。一方、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、トヨタ自<7203>は小じっかり。中小型株ではレノバ<9519>が連日で賑わっており、引き続き環境関連銘柄への関心が高いようだ。また、業績上方修正の可能性を公表した郵船<9101>は7%近い上昇。商船三井<9104>や川崎船<9107>といった他の海運株にも買いが波及し、明治海<9115>が東証1部上昇率上位となっている。 セクターでは、情報・通信業、サービス業、精密機器などが下落率上位。半面、海運業、建設業、倉庫・運輸関連業などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の40%、対して値上がり銘柄は54%となっている。 本日の東京市場では、海外投資家のクリスマス休暇により取引が減少。ここまでの東証1部売買代金は6500億円あまりにとどまっており、1日を通じても前日の1兆6122億円からさらに落ち込む可能性が高い。日経平均は値動きが乏しく、小幅な下落で前場を折り返した。ただ、ソフトバンクG1銘柄で約59円の押し下げ要因となっており、東証1部全体としては値上がり銘柄の方が多い。東証株価指数(TOPIX)は前引けで0.12%の上昇となっており、市場のムードはさほど悪いわけではないだろう。 一方、新興市場ではマザーズ指数が3日ぶりに反落しているが、直近2日で40pt近く上昇していたため、週末を前に利益確定の売りが出るのは想定内だろう。さすがに22日上場のウェルスナビ<7342>などの直近IPO(新規株式公開)銘柄は上値追いの動きが鈍ってきたが、その分、新たな上場銘柄の初値買いに投資資金が向かっている印象だ。本日の新規上場組では、マザーズのファンペップ<4881>がやや警戒されつつも公開価格比+10%、東証2部のSANEI<6230>が+60%という初値を付けている。ジャスダックの東和ハイシステム<4172>はまだ買い気配だ。また、前日の取引ではIPO銘柄を利益確定した資金が既存のマザーズ銘柄にもじわり還流し始めた感があった。 年末に向けてまだまだ節税目的の損出し売り、買い持ち高を手仕舞うための売りが出てくる可能性はある。市場関係者からは年末年始の急激な為替変動の可能性を警告する声が聞かれるし、コロナ禍中に買い持ちしたまま4日間の休暇を迎えるか、個人投資家にとっては悩ましいところだろう。ただ、上述したような循環物色の流れが継続しているところを見ると、新年相場での中小型株の活躍に期待が持てそうだ。 (小林大純) ■ドル・円は小動き、日本株の下げ渋りで 25日午前の東京市場でドル・円は103円半ばで小動き。ユーロ・ドルの持ち直しで、ドル・円への下押し圧力が強まった。ただ、日経平均株価は前日終値を小幅に下回る水準で下げ渋っており、株安を嫌気した円買いの抑制で主要通貨は対円で底堅く推移する。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は103円50銭から103円68銭、ユーロ・円は126円03銭から126円36銭、ユーロ・ドルは1.2172ドルから1.2193ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・エネチェンジ<4169>、グローバルインフォメーション<4171>など、10銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がデンソー<6902> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・加藤官房長官 「緊急事態宣言を出す状況にならないよう必要な対策を講じる」 ・麻生財務相 「コロナ予備費4862億円の支出を決定、医療従事者や都道府県の時短に対応」 【経済指標】 ・日・11月有効求人倍率:1.06倍(予想:1.04倍、10月:1.04倍) ・日・11月失業率:2.9%(予想:3.1%、10月:3.1%) <国内> 特になし <海外> ・クリスマス休場:豪・NZ・香港・シンガポール・インド・独・仏・スイス・英・ 米・カナダなど 《YN》
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2413 東証プライム
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4171 東証スタンダード
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4172 東証スタンダード
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10/2 13:04
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4881 東証グロース
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6196 東証プライム
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独立系M&A仲介会社。小型・中型案件に特化。M&Aプラットフォーム「SMART」やM&A情報発信サイト「M&A Online」の運営等も。金融機関との提携等でM&A支援体制を強化。積極的な人材採用進める。 記:2024/07/02
6230 東証スタンダード
1,960
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自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7342 東証グロース
1,131
10/2 15:00
-32(%)
時価総額 66,426百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を手掛ける。20~50代の勤労世代が主要顧客。運用者数は40万人超。預かり資産は1兆2000億円超。24年2月に三菱UFJ銀行と資本業務提携。 記:2024/08/20
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-24(%)
時価総額 9,963,550百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9101 東証プライム
5,296
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時価総額 2,701,834百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9104 東証プライム
5,024
10/2 15:00
+40(%)
時価総額 1,818,743百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9107 東証プライム
2,209.5
10/2 15:00
-19(%)
時価総額 1,579,192百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9115 東証スタンダード
714
10/2 15:00
-13(%)
時価総額 25,704百万円
LNGタンカーや自動車専用船などの保有・運航、船舶管理等を行う外航海運業が主力。1911年創業。ホテル関連事業、不動産賃貸業も。今期はホテル関連事業部門の増収増益見込む。旅行需要の回復が引き続き寄与へ。 記:2024/06/18
9519 東証プライム
955
10/2 15:00
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時価総額 87,043百万円
再エネ発電所を開発・運営。太陽光を軸にバイオマス、洋上風力発電事業も。小規模分散型の太陽光発電所も順次運転を開始したことで、発電量は順調に増加。東京ガとの間で資本業務提携、第三者割当増資で資本増強。 記:2024/08/26
9983 東証プライム
46,780
10/2 15:00
-1,930(%)
時価総額 14,886,378百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,476
10/2 15:00
-206(%)
時価総額 14,603,758百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17