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新たなポジションを取りに行く動きというよりは、利益確定といった流れ【クロージング】

2020/10/21 16:08 FISCO
*16:08JST 新たなポジションを取りに行く動きというよりは、利益確定といった流れ【クロージング】 21日の日経平均は反発。72.42円高の23639.46円(出来高概算9億4331万株)で取引を終えた。米国では経済対策の合意期待からNYダウ、ナスダックともに上昇した流れを受けて23600円を回復して始まると、寄り付き直後には23702.30円まで上げ幅を広げる場面がみられた。グローベックスの米株先物が強い値動きで推移していたことも安心感につながっている。米経済対策については、ムニューシン財務長官とペロシ下院議長による電話協議が行われ、週内に合意を目指すと伝えられており、その後はプラス圏を維持しつつ、こう着感の強い相場展開となった。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは鉄鋼、鉱業の上昇率が3%を超えたほか、海運、空運、保険、非鉄金属の強さが目立った。半面、精密機器、その他製品が小幅に下落。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、ファナック<6954>、信越化<4063>、ダイキン<6367>、京セラ<6971>が堅調。一方でファーストリテ<9983>、エムスリー<2413>、ソフトバンクG<9984>が冴えない。 米国の経済対策の結果待ちとなるなか、ファーストリテなど指数インパクトの大きい値がさの一角が下落する一方で、全体の7割超が上昇していることからも、足元でのNT倍率上昇に対する巻き戻しとみられる売買が優勢だった。イベント前でいったん利益確定の流れやポジションをニュートラルにする流れの一環とみられる。同様に、強い基調が続いていたマザーズ指数も足元では調整をみせていることも、利益確定の流れといったところであろう。 週末に向けては引き続き経済対策の結果待ちのほか、11月3日の大統領選通過までは大きくポジションは傾けづらい状況であり、新たなポジションを取りに行く動きというよりは、利益確定といった流れが続きやすいところであろう。また、来週から国内では決算発表が本格化してくるため、業績相場へ向かいやすいところである。直近の決算では予想ほど悪くなかったことから上方修正が増えてきている。さらにニトリHD<9843>による島忠<8184>を含めたM&A計画にみられるように、今後業界再編の流れが強まりやすいことへの思惑が高まりやすいだろう。 《CN》
関連銘柄 10件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
8184 東証1部
5,480
3/23 15:00
±0(%)
時価総額 233,497百万円
ホームセンターを運営。家具インテリアとホームセンターの融合が特長。首都圏中心に60店舗展開。ニトリがTOB実施。既存店売上高は堅調。粗利率上昇。20.8期通期は増収増益。21.8期は1店舗の新規出店計画。 記:2020/12/20
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9843 東証プライム
18,025
11/22 15:30
+710(%)
時価総額 2,062,835百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17