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前場に注目すべき3つのポイント~買い先行後は次第にこう着感の強い相場展開に

2020/7/1 9:15 FISCO
*09:15JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い先行後は次第にこう着感の強い相場展開に 1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:買い先行後は次第にこう着感の強い相場展開に ■前場の注目材料:アダストリア、1Q営業損失 赤字転換▲47.58億円 ■サンデンHD、私的整理、車機器、事業悪化にコロナ直撃 ■買い先行後は次第にこう着感の強い相場展開に 1日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感の強い相場展開が意識されそうだ。6月30日の米国市場ではNYダウが217ドル高と続伸。新型コロナ感染拡大への懸念や、6月シカゴ購買部協会景気指数が予想を下回ったことで下落して寄り付いた。しかし、6月消費者信頼感指数が予想以上の改善を示したことに加え、フロリダ州のウイルス感染者数の増加率が、先週の平均を下回ったため安心感も広がった。パウエルFRB議長とムニューシン財務長官の議会証言後、追加支援策への期待も高まり引けにかけても堅調推移となった。 シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の22285円。円相場は1ドル107円90銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢のスタートとなりそうである。円相場が円安に振れて推移していることも安心感につながろう。米国市場は月末のドレッシングに伴う売り需要を吸収しての上昇をみせたこともあり、日経平均は25日線が位置する22400円処を意識させそうである。また、織り込み済みの面はあるが、決算評価でマイクロン・テクノロジーが4.8%超の上昇をみせており、他のハイテク株へも買いが広がっていた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料といったところである。 もっとも、米国市場は新型コロナ感染者数の動向等の影響からボラティリティの大きい状況であり、積極的に上値を買い上がる流れにはなりづらいところである。そのため、薄商いの中をインデックスに振らされやすい需給状況であろう。また、昨日の衝動反応は限られていたが、中国の香港に対する「国家安全維持法案」の可決に伴う影響は引き続き注視する必要がありそうだ。また、米連邦通信委員会(FCC)は、ファーウェイとZTEを米国の国家安全保障上の脅威に指定している。取引規制など日本の半導体株へも重石になりやすく、神経質にさせよう。 その他、米国は3日が祝日で休場となるため、前日の2日に雇用統計の発表を控えている。海外勢のフローが限られるほか、重要指標の発表を控えるなか、次第に様子見ムードにもつながりそうだ。一方で、個人主体の中小型株物色であるが、昨日は月末要因もあって利益確定の流れが強まる場面がみられた。とはいえ、需給状況は良好であり、大きく調整した銘柄等へは反発狙いの商いも増えそうである。 ■アダストリア、1Q営業損失 赤字転換▲47.58億円 アダストリア<2685>は第1四半期決算を発表。売上高は前年同期比40.9%減の332.67億 円、営業損益は47.58億円の赤字(前年同期は52億円の黒字)だった。新型コロナウイ ルスの感染拡大に伴う外出自粛や商業施設内の店舗休業、営業時間の短縮などで販売 が振るわず、大幅な減収減益。ブランド別では主力の「グローバルワーク」や「ニコ アンド」の売上高が前年同期比で半減近くに落ち込んだ。一方、EC販売は好調だっ た。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(22288.14、+293.10) ・NYダウは上昇(25812.88、+217.08) ・ナスダック総合指数は上昇(10058.77、+184.61) ・シカゴ日経225先物は上昇(22285、大阪比+55) ・1ドル107円90-00銭 ・SOX指数は上昇(1996.44、+52.54) ・VIX指数は低下(30.43、-1.35) ・日銀のETF購入 ・世界的な経済活動再開 ・日米欧の大型経済対策 ・コロナ収束後の業績回復期待 ・サンデンHD<6444>私的整理、車機器、事業悪化にコロナ直撃 ・トヨタ<7203>執行役員9人に削減、経営判断を迅速化 ・JDI<6740>ゲノム解析参入、脱液晶依存、生体センサー活用 ・NTT<9432>三菱商事と協業、エネ分野、災害対応力底上げ ・日立<6501>英原発、中国へ売却阻止、トランプ政権 ・豊田通商<8015>APBに出資、全樹脂電池の商業化支援 ・トヨタ<7203>廃液量削減30分の1に、メッキ処理装置 ・三菱電<6503>再生エネ関連開拓、専門チーム増員 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 6月調査日銀短観・大企業製造業DI(予想:-31、3月:-8) ・08:50 6月調査日銀短観・大企業非製造業DI(予想:-20、3月:8) ・08:50 6月調査日銀短観・大企業全産業設備投資(前年度比予想:+1.3%、3月:+ <海外> ・10:45 中・6月財新製造業PMI(予想:50.5、5月:50.7) 《FA》
関連銘柄 8件
2685 東証プライム
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時価総額 178,608百万円
グローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファーム等を展開するカジュアルファッション専門店チェーン。店舗数は国内外で1490店舗超。自社ECの会員数は1750万人。26.2期売上高3100億円目指す。 記:2024/06/04
6444 東証スタンダード
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カーエアコン用コンプレッサー、空調室内ユニット等の製造・販売を行う自動車機器事業を展開。カーエアコン用コンプレッサーは世界シェアトップクラス。群馬県伊勢崎市に本社。熱マネジメントシステムの販売を強化。 記:2024/10/10
6501 東証プライム
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時価総額 17,391,770百万円
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6503 東証プライム
2,547
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-7.5(%)
時価総額 5,382,325百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6740 東証プライム
20
11/29 15:30
+1(%)
時価総額 77,608百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,551.5
11/29 15:30
-55.5(%)
時価総額 40,300,909百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8015 東証プライム
2,551
11/29 15:30
-4(%)
時価総額 2,709,596百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
9432 東証プライム
153.4
11/29 15:30
-1.1(%)
時価総額 13,890,418百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10