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米国株見通し:弱含みか、米中対立の継続で株価を下押しも

2020/5/21 16:49 FISCO
*16:49JST 米国株見通し:弱含みか、米中対立の継続で株価を下押しも (16時40分現在) S&P500先物      2,952.88(-15.62) ナスダック100先物   9,445.12(-40.38) グローベックス米株式先物市場でS&P500先物とナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は100ドル超安。欧米株安の波及も見込まれ、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。 20日の主要3指数は反発。前日から1-2%上昇し、ダウは369ドル高の24575ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスの感染抑止を狙った制限措置は徐々に緩和され、多くの州で飲食店などが営業を再開し経済正常化への期待が高まった。また、連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨から緩和的な政策スタンスが示されたことも、株買いを支えた。一方、NY原油先物(WTI)は上昇基調を維持し、引き続きエネルギー関連も注目されている。 本日は売り先行の見通し。今晩発表のフィラデルフィア連銀製造業景況指数など経済指標は軒並み前回から改善が予想されており、一段の下振れへの懸念が弱まれば引き続き株買いに振れやすい。ただ、新型コロナへの世界保健機関(WHO)の対応をめぐる米中対立の先鋭化が嫌気されそうだ。足元では香港での「一国二制度」に関する応酬に発展しており、買いは入りづらい。なお、個別銘柄では決算発表のヒューレット・パッカード・エンタープライズやベスト・バイなどが注目される。 《TY》