マーケット
10/7 15:15
39,332.74
+697.12
42,352.75
+341.16
暗号資産
FISCO BTC Index
10/7 16:27:32
9,439,547
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~経済活動再開に向けた流れを意識した買い戻しの動き

2020/5/11 12:59 FISCO
*12:59JST 後場に注目すべき3つのポイント~経済活動再開に向けた流れを意識した買い戻しの動き 11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続伸、経済活動再開に向けた流れを意識した買い戻しの動き ・ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り基調に ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がリクルートHD<6098> ■日経平均は続伸、経済活動再開に向けた流れを意識した買い戻しの動き 日経平均は続伸。287.49円高の20466.58円(出来高概算6億1000万株)で前場の取引を終えた。8日の米国市場では、4月の雇用統計で雇用者数は2050万人減と減少幅は過去最大だったが、リスク選好の流れが優勢だった。中国の劉鶴副首相が米国との貿易協議を開催したことを明らかしたことで、米中関係の悪化懸念が後退。NYダウが455ドル高と上昇した流れを引き継ぐ格好から、週明けの日本株市場は買い先行で始まった。 また、国会では緊急事態宣言の解除を判断する基準や、第2次補正予算案の成立を目指す、と伝わったことが材料視された。4月末水準に付けた高値にサヤ寄せして始まった日経平均は、その後は買い戻しを中心にじりじりと上げ幅を広げており、一時20534.88円と3月上旬以来の水準を回復している。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1600を超えており、全体の75%を占めている。セクターでは、空運の上昇率が8%を超えたほか、海運、鉄鋼、陸運、金属製品、不動産、サービス、非鉄金属の強さが目立つ。半面、証券、電力ガス、その他製品が小幅に下落。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、ソフトバンクG<9984>、ファミリーマート<8028>、ファナック<6954>が堅調。 日経平均は4月末に付けた直近戻り高値を突破し、20500円を回復してきている。日中値幅は250円程であり、大きなトレンドとはなっていないが、心理的な抵抗線を突破してきており、リスク選好姿勢の強さが窺える。決算発表がピークを迎えるため、積極的な上値追いの流れにはなりづらいところであろうが、断続的なインデックス買いが指数を押し上げている。また、これまで先行して上昇していた銘柄へは利益確定の流れがみられているが、一方で、空運など下落基調が続いていた銘柄の上昇が目立っている。楽観視は出来ないものの、長期目線での経済活動再開に向けた流れを意識した買い戻しの動きが強まっているようである。 テクニカル面では75日線が20783円辺りに位置している。目先的にはこれが心理的な抵抗線として意識されやすいだろうが、これをクリアしてくるようだと、一段と買い戻しの流れが強まる可能性が高まりやすいだろう。そのため、底堅さが意識されている中では、ショートカバーの流れが強まりやすい需給状況だろう。 ■ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り基調に 11日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。日経平均株価の上げ幅拡大を背景とした円売りが優勢となり、ドルは朝方の106円半ばから上昇基調に振れた。107円付近の売りに押され失速したが、アジアや欧米の株高が予想されリスク選好的な円売りは継続しそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は106円50銭から107円01銭、ユーロ・円は115円32銭から116円15銭、ユーロ・ドルは1.0824ドルから1.0841ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・アクロディア<3823>、あんしん保証<7183>など、25銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がリクルートHD<6098> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・日銀金融政策決定会合における主な意見(4月27日分) 「感染症拡大の影響の帰すうにもよるが、短期的には1930年代の大恐慌以来の急激な経済収縮が起きかねない。こうした情勢下で、物価安定の目標の達成は後ずれする」 「当面の優先課題は、企業金融面での十分な資金繰り支援により企業倒産を防ぎ、雇用を守ること。実体経済が一段と厳しさを増していることを踏まえ、現行の金融緩和措置のさらなる拡充・強化を図る必要がある」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 8件
3823 東証スタンダード
30
10/7 15:00
+1(%)
時価総額 2,150百万円
携帯電話販売店の店頭デモ端末管理システム等のソリューション事業、エンタテインメント事業、教育関連事業等を手掛ける。旧社名はアクロディア。センサー内蔵ボールなどIoT関連事業の拡大に向けた取り組みを継続。 記:2024/06/04
9,439
10/7 15:00
+482(%)
時価総額 16,008,166百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6954 東証プライム
4,265
10/7 15:00
+111(%)
時価総額 4,305,718百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7183 東証スタンダード
181
10/7 15:00
-1(%)
時価総額 3,254百万円
家賃債務保証事業を展開。事前立替型の家賃保証サービスを不動産管理会社などに提供。アイフルグループ。東急カードと家賃債務保証商品を開発。クレジットカード会社との提携商品の販売、滞納報告型商品の販売を強化。 記:2024/08/20
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
25,650
10/7 15:00
+295(%)
時価総額 12,097,386百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
50,450
10/7 15:00
+1,240(%)
時価総額 16,054,249百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,745
10/7 15:00
+184(%)
時価総額 15,067,233百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17
関連記事