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前場に注目すべき3つのポイント~ゴールデンウイーク明け後の上昇を意識したスタンスか

2020/4/27 8:42 FISCO
*08:42JST 前場に注目すべき3つのポイント~ゴールデンウイーク明け後の上昇を意識したスタンスか 27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ゴールデンウイーク明け後の上昇を意識したスタンスか ■前場の注目材料:アドバンテスト、20/3営業利益 9.2%減 587億円 ■三菱UFJ、三菱UFJ銀、2000人追加削減、自然減・新卒抑える ■ゴールデンウイーク明け後の上昇を意識したスタンスか 27日の日本株市場は、米株高の流れから買い先行後は、次第にこう着感が強まりそうである。24日の米国市場は、NYダウが260ドル高だった。米国4月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想外に上方修正されるなど経済指標が警戒されたほど落ち込まなかったほか、一部の州での経済再開を期待し買い先行となった。 一時下落に転じたものの、トランプ大統領の署名で追加の中小企業救済策が成立、原油価格も続伸で引けると、引けにかけて上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比240円高の19430円。円相場は1ドル107円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。ただし、その後は日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まりそうである。金融政策決定会合では、日銀が国債を購入する規模の見直しや社債・CPの買い入れ枠、中小企業の資金繰り支援を議論する。結果を受けて仕掛け的な売買は限られるとみられるが、安心感につながる可能性はありそうだ。 日経平均はテクニカル面においては25日線が支持線として機能している一方、5日線が上値抵抗として意識される格好であり、やや煮詰まり感が意識されてきている。一目均衡表では雲下限での攻防が続いており、明確に雲下限を突破してくるかが注目される。ゴールデンウイークに突入することから方向感は掴みづらいところではあるが、雲下限突破をみせてくるようだと、ゴールデンウイーク明け後の雲上限を意識した展開も期待される。 また、決算発表が本格化してくる。ただし、機関投資家は配当減を承認し、長期的な成長をみており、新型コロナウイルス感染拡大による業績悪化を嫌気する流れは限られてくると考えられる。そのため、決算発表によって一先ずアク抜け感が台頭する展開も意識しておく必要があるだろう。 ■アドバンテスト、20/3営業利益 9.2%減 587億円 アドバンテスト<6857>は2020年3月期決算を発表。営業利益は前期比9.2%減の587億円だった。コンセンサス(568億円程度)を上回った。次世代通信規格「5G」関連で半導体検査装置の需要が強い。一方で新型コロナが広がり、今後は自動車やスマホの需要が見通しにくい。例年は年間の業績予想を開示するが、今回は四半期予想にとどめている。一部の部材調達にも4月から支障が出ているようである。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(23775.27、+260.01) ・ナスダック総合指数は上昇(8634.52、+139.77) ・シカゴ日経225先物は上昇(19430、大阪比+240) ・SOX指数は上昇(1702.56、+37.89) ・VIX指数は低下(35.93、-5.45) ・米原油先物は上昇(16.94、+0.44) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・新型コロナウイルス治療薬開発 ・日米欧の大型財政出動 ・株安局面での自社株買い ・来期の業績回復期待 ・ファナック<6954>通期見通し、公表見送り、中国・欧米で回復の兆しも ・トヨタ自<7203>来月4日から北米工場再開、感染予防を徹底 ・高砂熱<1969>クリーンブース増産 ・三菱電<6503>フェースガード生産、来月中旬から ・アルプスアルパイン<6770>車載向けセンサー技術、アコーニアと開発 ・三菱UFJ<8306>三菱UFJ銀、2000人追加削減、自然減・新卒抑える ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合 ・日銀「経済・物価情勢の展望」 <海外> ・10:30 中・3月工業利益 《SF》
関連銘柄 7件
1969 東証プライム
5,940
11/28 15:30
+73(%)
時価総額 417,220百万円
空気調和設備の設計・施工等を行う。1923年創業。東京ドーム、新国立競技場などで施工実績。設備機器の製造・販売事業等も手掛ける。配当性向40%目途。大型物件受注時の採算性向上など収益力の強化を図る。 記:2024/08/12
6503 東証プライム
2,554.5
11/28 15:30
+16.5(%)
時価総額 5,398,175百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6770 東証プライム
1,532
11/28 15:30
+7(%)
時価総額 335,938百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。車載用電子部品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
6857 東証プライム
8,210
11/28 15:30
-296(%)
時価総額 6,290,018百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
3,935
11/28 15:30
-38(%)
時価総額 3,916,974百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,607
11/28 15:30
+36(%)
時価総額 41,177,531百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
1,768.5
11/28 15:30
+0.5(%)
時価総額 23,489,208百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29