マーケット
10/11 15:15
39,605.80
+224.91
42,863.86
+409.74
暗号資産
FISCO BTC Index
10/12 9:14:54
9,347,473
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~決算まちまちで個別物色へ

2020/4/24 12:51 FISCO
*12:51JST 後場に注目すべき3つのポイント~決算まちまちで個別物色へ 24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反落、決算まちまちで個別物色へ ・ドル・円は伸び悩み、不透明感で買い続かず ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位が東エレク<8035> ■日経平均は反落、決算まちまちで個別物色へ 日経平均は反落。157.02円安の19272.42円(出来高概算4億8000万株)で前場の取引を終えている。 23日の米株式市場でNYダウは小幅に続伸し、39ドル高となった。注目される原油先物相場が大きく値を戻し、NYダウも一時400ドル超に上げ幅を広げた。しかし、ギリアド・サイエンシズの新型コロナウイルス治療薬の治験が失敗したと一部メディアが報じると失望感から失速した。なお、4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は2009年3月以来の低水準で、週間の新規失業保険申請件数は442.7万件となり、わずか5週間で08年の金融危機以降新たに創出された雇用を全て失った。また、時間外取引では半導体のインテルが決算を受けて大幅安となり、本日の日経平均も国内外の経済や企業業績の悪化を懸念して97円安からスタート。一時19210.68円(218.76円安)まで下落すると、軟調もみ合いが続いた。 個別では、ファーストリテ<9983>などが軟調で、ソフトバンクG<9984>や富士フイルム<4901>は小安い。インテルの決算を受けて東エレク<8035>などの半導体関連株もさえない。国内でも主要企業の決算発表がスタートしたが、キヤノン<7751>やディスコ<6146>は売り優勢。また、レッグス<4286>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、中外薬<4519>やオムロン<6645>、オービック<4684>は決算が好感されて買われ、ネットワン<7518>は商いを伴って急伸した。その他、売買代金上位では任天堂<7974>、神戸物産<3038>、武田薬<4502>が買い優勢。また、ネットワンとともにクボテック<7709>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。 セクターでは、空運業、証券、鉄鋼などが下落率上位。半面、石油・石炭製品、保険業、精密機器など4業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の69%、対して値上がり銘柄は26%となっている。 米国株の引け味の悪さやインテルの時間外取引での急落などを受け、本日の東京市場は売りが先行する展開となった。ギリアドの新型コロナ治療薬や半導体関連企業の好業績への期待は直近の米国株の戻りを大きく後押ししていただけに、失望感が出やすいところだろう。日経平均の日足チャートを見ると、19300円台半ばに位置する5日移動平均線に上値を抑えられる格好。個別では景気敏感株を中心に軟調だが、前日から発表が本格化した決算を手掛かりとした物色が見られ、中小型株の一角も売買代金上位に顔を出している。ここまでの東証1部売買代金はおよそ8000億円と、決算発表が本格化したにもかかわらず低迷。新興市場ではマザーズ指数が続伸している。 前引けの東証株価指数(TOPIX)は0.62%の下落となり、後場は日銀による上場投資信託(ETF)買い入れが実施される見込み。ただ、アジア市場では中国・上海総合指数や香港ハンセン指数などが軟調で、積極的な買いは期待しにくいだろう。後場の日経平均は日銀のETF買いをサポートにやや下げ幅を縮めつつも、引き続きマイナス圏で推移しそうだ。 ここまで発表された米企業の決算や、前日発表された国内主要企業の決算の内容は強弱まちまちといったところだ。オムロンのように前期業績が想定ほど悪化しなかったケースや、中外薬やオービックのようにコロナ禍にもかかわらず業績に安定感のあるケースは素直に好感されているが、株式相場全体を大きく押し上げるまでには至っていない。また、新型コロナを巡る先行き不透明感からオムロンなど業績予想を非開示とする企業が相次いでおり、市場の目線が定まらず、今後の株価が不安定になる可能性も指摘されている。さらに、業績データの信頼感が低下し、システム的な取引が手控えられたことが売買代金低迷の要因かもしれない。 これらを勘案すると、一昨日の当欄でも指摘したとおり、日経平均の戻りは一服となり、けん引役を欠くなかでもみ合い推移することが見込まれる。ただ、薄商いとなっているだけに、短期的に上下に振らされる場面が出てくる可能性もある。新型コロナの影響下でも底堅い業績が期待できる銘柄を丁寧に選別していく必要があることも改めて述べておく。 ■ドル・円は伸び悩み、不透明感で買い続かず 24日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。原油価格が引き続き持ち直す方向で、リスク回避的な円買いはやや後退。また、値ごろ感による国内勢のドル買いで、ドルは107円後半に一時上昇している。ただ、先行き不透明感から、ドル買いは続いていないようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円55銭から107円75銭、ユーロ・円は115円92銭から116円08銭、ユーロ・ドルは1.0774ドルから1.0784ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・大運<9363>、ウェルス・マネジメント<3772>など、7銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位が東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ビルロワドガロー仏中銀総裁 「企業や自営業者にとってロックダウンからの脱却は非常に危険になる可能性」 【経済指標】 ・日・3月全国消費者物価指数(生鮮品除く):前年比+0.4%(予想:+0.4%、2月:+0.6%) <国内> ・13:30 2月全産業活動指数(前月比予想:-0.5%、1月:+0.8%) <海外> ・15:00 英・3月小売売上高(自動車燃料含む)(前月比予想:-5.0%、2月:-0.3%) 《HH》
関連銘柄 17件
3038 東証プライム
4,292
10/11 15:00
+3(%)
時価総額 1,174,291百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。中計では26.10期営業利益370億円目指す。業務スーパーの店舗数拡大、PB商品の強化図る。 記:2024/05/06
3772 東証スタンダード
997
10/11 15:00
+35(%)
時価総額 17,093百万円
不動産事業やホテル運営事業、アセットマネジメント事業を手掛ける。ホテル、旅館の再生・開発に強み。ホテル開発プロジェクトを推進。シックスセンシズ京都は運営順調。バンヤンツリー東山京都は24年夏に開業予定。 記:2024/07/05
4286 東証スタンダード
937
10/11 15:00
-13(%)
時価総額 10,157百万円
プロモーションサービス等を手掛けるレッグス、マーケティング・コミュニケーションサービス等を手掛けるCDGなどを傘下に収める持株会社。エンタメ顧客向けOEMは順調。エクス・テインメント事業領域等に注力。 記:2024/07/01
4502 東証プライム
4,260
10/11 15:00
-13(%)
時価総額 6,740,492百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4519 東証プライム
7,105
10/11 15:00
+156(%)
時価総額 11,929,707百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4684 東証プライム
5,002
10/11 15:00
-24(%)
時価総額 2,490,996百万円
独立系システムインテグレーター。統合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」が主力。ERP市場で国内トップシェア。企業内システムの設計から導入、保守までの一貫体制構築。OBIC7シリーズは新規顧客開拓進む。 記:2024/05/17
3,780
10/11 15:00
-1(%)
時価総額 4,701,855百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
6146 東証プライム
37,560
10/11 15:00
+190(%)
時価総額 4,068,387百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6645 東証プライム
6,636
10/11 15:00
+76(%)
時価総額 1,368,642百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
7518 東証プライム
3,606
10/11 15:00
+3(%)
時価総額 300,261百万円
独立系ネットワークインテグレーター。ICTシステムに係るネットワークやセキュリティのソリューション開発、構築、保守、運用まで展開。DX戦略コンサルティングサービスなどに注力。ストック型ビジネスを強化。 記:2024/07/28
7709 東証スタンダード
205
10/11 15:00
-5(%)
時価総額 2,835百万円
画像処理外観検査装置を製造・販売。CAD/CAMソフトやネットワーク機器、高画像映像伝送システム等も。米国でも事業展開。画像処理外観検査装置、米国において3Dソリューションシステム製品の拡販を図る。 記:2024/04/30
7751 東証プライム
5,040
10/11 15:00
-55(%)
時価総額 6,722,166百万円
精密機器大手。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上高比率は7割超。グラフィックアート向け大判プリンター3機種を新発売。 記:2024/04/30
7974 東証プライム
7,878
10/11 15:00
-35(%)
時価総額 10,231,080百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
25,620
10/11 15:00
+105(%)
時価総額 12,083,237百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9363 東証スタンダード
417
10/11 15:00
-1(%)
時価総額 2,597百万円
大阪港の港運中心の総合物流企業。1945年創業。海上運送事業や港湾運送事業、通関業のほか、利用航空運送事業、自動車運送事業等も手掛ける。固定費削減、サプライチェーンマネジメントの構築などに取り組む。 記:2024/08/05
9983 東証プライム
54,490
10/11 15:00
+3,130(%)
時価総額 17,339,862百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,954
10/11 15:00
-87(%)
時価総額 15,427,330百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17