マーケット
11/26 15:15
38,442.00
-338.14
44,722.06
-138.25
暗号資産
FISCO BTC Index
11/28 15:50:35
14,529,442
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~スピード調整と海外情勢睨みと

2019/9/25 12:43 FISCO
*12:43JST 後場に注目すべき3つのポイント~スピード調整と海外情勢睨みと 25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日ぶり反落、スピード調整と海外情勢睨みと ・ドル・円は小じっかり、NZドル・円が押し上げ ・値下がり寄与トップはソフトバンクグループ<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は4日ぶり反落、スピード調整と海外情勢睨みと 日経平均は4日ぶり反落。110.56円安の21988.28円(出来高概算5億6000万株)で前場の取引を終えている。 24日の米株式市場でNYダウは反落し、142ドル安となった。トランプ大統領が国連総会で中国の貿易慣行などを批判したほか、下院がトランプ氏の弾劾調査を開始すると伝わり、米中摩擦や政治混乱への懸念から売りが出た。また、9月消費者信頼感指数などの経済指標が市場予想を下回ったことも景気減速への懸念につながった。為替相場は1ドル=107円近辺まで円高方向に振れる場面があり、本日の日経平均は米株安や円高を嫌気して137円安からスタート。寄り付き後は21900円台でもみ合う展開が続いた。前場の高値は21999.26円(99.58円安)、安値は21906.00円(192.84円安)。東証1部の値下がり銘柄は全体の6割強、対して値上がり銘柄は2割強となっている。 個別では、任天堂<7974>が売買代金トップで4%の下落。20日に発売したゲーム機「ニンテンドースイッチライト」の初動が期待以下との見方が出ている。ソフトバンクG<9984>は2%超下落し、日経平均の押し下げ役となった。その他売買代金上位ではトヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>などが軟調。ファナック<6954>などの設備投資関連株や、SUMCO<3436>などの半導体関連株の一角は軟調ぶりが目立つ。業績観測が報じられたニトリHD<9843>は4%の下落。一部証券会社が液晶パネルの需給緩和を指摘し、シャープ<6753>は5%の下落となった。一方、スマートフォンゲーム「ドラゴンクエストウォーク」が好調のコロプラ<3668>は大幅に6日続伸し、連日で年初来高値を更新。レーティング引き上げ観測のルネサス<6723>、株式分割実施を発表した神戸物産<3038>も大きく上昇した。売買代金上位ではソニー<6758>、武田薬<4502>、村田製<6981>などがしっかり。セクターでは、その他製品、石油・石炭製品、機械などが下落率上位。反面、電気・ガス業、空運業、医薬品などが上昇率上位だった。 本日の東京市場では売りが先行し、日経平均は3ケタの下落でスタートすると、そのまま22000円手前でもみ合う展開となった。前日の当欄でも指摘したとおり、9月に入ってからの上昇ピッチが急だったうえ、22000円台を回復してから上値の重さも見られたため、目先の利益を確定する売りが出やすいところではあっただろう。この程度の下落であれば想定内の調整と考えられる。9月末の権利付最終売買日が明日に迫り、株価指数連動型運用(パッシブ運用)での配当再投資に絡んだ先物買い需要(市場推計で6000~7000億円規模)への期待は根強い。為替の円高進行も一服。日経平均は22000円を割り込んでも大きく売り込まれる流れとはなっていない。 ただ、再来週に開催される見通しとなった米中閣僚級協議や、来年の米大統領選を睨んだ駆け引きも見られるようになってきた。現時点で米中摩擦激化や米政治混乱への警戒感が市場で強まっている印象はさほどないが、トランプ氏や米政府要人の発言に一喜一憂する場面は増えてくると考えられる。日経平均は前述したスピード調整の意味合いも含め、22000円近辺で一進一退の展開となりそうだ。 ■ドル・円は小じっかり、NZドル・円が押し上げ 25日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。日本株安で円買いが先行したが、NZドル・円などクロス円の上昇でドルは107円半ばに値を上げた。 ドル・円は、日経平均株価が軟調地合いとなり22000円を割り込んだことで円買い基調に振れやすい地合いとなった。ただ、NZ準備銀は本日開催した定例会合で政策金利の据え置きを決定。利下げ見送りが好感され、NZドル・円の上昇がクロス円に波及。 ドルはクロス円にけん引され、一時107円40銭台に上昇。ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続き、目先の日本株安継続への思惑からドルの上昇は一服した。ただ、米株式先物はプラス圏で推移し、今晩の株高を期待したドル買いが観測される。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円01銭から107円41銭、ユーロ・円は117円79銭から118円17銭、ユーロ・ドルは1.0997ドルから1.1024ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・メディカルネット<3645>、アミファ<7800>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはソフトバンクグループ<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・王毅中国外相 「米中は知恵と強い信念で両国間の関係を前に進める必要がある」 「米中関係は岐路を迎えている」 ・政井日銀審議委員 「次回の会合で経済・物価動向を改めて点検」 「(物価安定のモメンタムについて)より注意が必要」 ・日銀金融政策決定会合・議事要旨(7月29-30日開催分) 「副作用を緩和する方法を不断に検討する必要」(複数の委員) 「さらなる緩和が必要かどうか慎重な検討が必要」(ある委員) 【経済指標】 ・NZ・8月貿易収支:-15.65億NZドル(予想:-14.00億NZドル、7月:-6.85億NZドル) <国内> ・14:30 政井日銀審議員会見 <海外> ・日米首脳会談(国連総会) 《HH》
関連銘柄 17件
3038 東証プライム
3,718
11/27 15:30
+127(%)
時価総額 1,017,245百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパーの総店舗数は1070店舗超。中計では26.10期売上高5430億円目標。 記:2024/10/24
3436 東証プライム
1,210
11/27 15:30
-22.5(%)
時価総額 423,712百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3645 東証グロース
332
11/27 15:30
+2(%)
時価総額 3,577百万円
歯科医療情報ポータルサイトの運営、SEMサービスや歯科医院運営等を行う医療機関経営支援事業を手掛ける。医療BtoB事業、クラウドインテグレーション事業も。医療機関支援事業では不動産販売を引き続き推進。 記:2024/08/02
3668 東証プライム
456
11/27 15:30
-1(%)
時価総額 59,305百万円
スマホ向けゲームなどの開発・運営を行うエンターテインメント事業を手掛ける。魔法使いと黒猫のウィズ、白猫プロジェクトが代表作。投資育成事業も展開。ブリリアンクリプトトークンは上場地域の拡大等に取り組む。 記:2024/08/23
4502 東証プライム
4,093
11/27 15:30
-39(%)
時価総額 6,511,709百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
1,961
11/27 15:30
-39.5(%)
時価総額 3,668,276百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6753 東証プライム
986.1
11/27 15:30
-23.4(%)
時価総額 641,366百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
6758 東証プライム
3,018
11/27 15:30
+35(%)
時価総額 18,841,670百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
64,000
11/27 15:30
-1,580(%)
時価総額 15,565,312百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
3,973
11/27 15:30
-205(%)
時価総額 3,954,800百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,508.5
11/27 15:30
-17(%)
時価総額 4,993,453百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,571
11/27 15:30
-96.5(%)
時価総額 40,608,912百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7800 東証スタンダード
574
11/27 15:21
-2(%)
時価総額 1,857百万円
百均向けライフスタイル雑貨の卸販売等を行う。オリジナルブランド「amifa」等を展開。100円ショップ各社が主要顧客。デザイン性に強み。キッチン用品、ライフスタイル雑貨は販売順調。新商品提案を積極化。 記:2024/10/25
7974 東証プライム
8,527
11/27 15:30
+218(%)
時価総額 11,073,930百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9843 東証プライム
19,110
11/27 15:30
+560(%)
時価総額 2,187,006百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13
9983 東証プライム
51,190
11/27 15:30
-260(%)
時価総額 16,289,733百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,981
11/27 15:30
+137(%)
時価総額 13,202,025百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17