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薄商いながらSQ週でのレンジ切り上がりへの期待【クロージング】

2019/9/9 15:59 FISCO
*15:59JST 薄商いながらSQ週でのレンジ切り上がりへの期待【クロージング】 9日の日経平均は続伸。118.85円高の21318.42円(出来高概算9億6000万株)で取引を終えた。米中協議の行方や香港問題など見極めたいところであり、積極的な参加者は限られている需給状況には変わりがないが、先週からのリバウンド基調が継続した。21200円を回復して始まった日経平均は、一時21182.26円と下げに転じる局面もみられたが、その後プラス圏での推移となり、後場は50円弱の狭いレンジでの取引となったが、21300円処での底堅い値動きが続いた。売買代金は再び2兆円を下回っている。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1600を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは33業種全てが上昇しており、その他金融の上昇率が2%を超えた他、石油石炭、建設、非鉄金属、食料品、小売、保険、医薬品が堅調。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファナック<6954>、ファミリーマート<8028>、第一三共<4568>が堅調。一方で、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>が重石に。 薄商いではあるものの、日経平均は順調なリバウンド基調が続いている。テクニカル面では75日線を支持線に変えてきているほか、一目均衡表では雲上限を捉えてきており、遅行スパンは実線を突破して、上方シグナルを発生させている。雲上限は切り下がってきているため、明日にも雲を突破してくる可能性があり、シグナルは一段と好転してくる。 また、基本的には週末に先物オプション特別清算指数算出(SQ)が控えているため、限月交代に伴うロールオーバーが中心になりやすく、大きなトレンドは出難いところではある。しかし、直近のレンジ上限を支持線に、21000円固めから21500円処までのレンジを想定しておきたいとこである。センチメントが弱気に傾いていたこともあり、指値状況が薄い中では小さいエネルギーでも値幅が出やすくなる。断続的なインデックス売買のほか、ショートカバー中心ではあろうが、SQ接近局面でのレンジ切り上げを見極めるところである。 《CN》
関連銘柄 6件
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時価総額 9,581,354百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6954 東証プライム
3,986
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時価総額 3,967,740百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
24,655
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時価総額 11,628,112百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
52,930
12/4 15:30
+1,240(%)
時価総額 16,843,438百万円
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9984 東証プライム
8,992
12/4 15:30
-158(%)
時価総額 13,218,195百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27