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前場に注目すべき3つのポイント~米中協議や英国ブレグジット問題の行方を見守る

2019/9/4 8:41 FISCO
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~米中協議や英国ブレグジット問題の行方を見守る 4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:米中協議や英国ブレグジット問題の行方を見守る ■前場の注目材料:泉州電、3Q営業利益8.4%増、建設需要が堅調 ■KDDI、ドローンで長距離物流、プロドローンと三重—静岡間で実証 ■米中協議や英国ブレグジット問題の行方を見守る 4日の日本株市場は、祝日明けの米国市場の下落影響を受けようが、売り一巡後は底堅さが意識されそうである。レイバーデー明け3日の米国市場は、NYダウが285ドル安となった。中国が米国を世界貿易機関(WTO)に提訴するなど米中貿易摩擦の長期化が懸念されたほか、8月ISM製造業景況指数が約3年ぶりに節目となる50を下回り、景気減速への警戒感が広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の20590円。円相場は1ドル105円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売りが先行しよう。米中両国の通商交渉当局者は今月行う予定の会合日程を設定できていないとも伝えられており、交渉再開に向けた動向を見守る格好である。ただし、前日の段階で慎重姿勢から商いは膨れておらず、グローベックスの米株先物では150ドル安程度は織り込まれており、売り一巡後は下げ渋る格好から次第に底堅さが意識されそうである。 とはいえ、ISM製造業が3年ぶりに50割れとなり、景気後退懸念が強まりやすい。今週は多くの経済指標の発表が予定されていることもあり、押し目買いの流れは強まりづらい。さらに、英議会で3日、与党・保守党の下院議員1人が野党に移籍し、与党は実質的な過半数を失った。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る情勢が一段と緊迫してきており、これを見極めたいとする模様眺めムードの中で、商いは膨らみづらいだろう。 日経平均は足元でもち合いレンジの上限レベルでの推移をみせているが、このレンジを突破してくるには米中協議再開からの進展等がみられるかがポイントとなる。ただ、米中貿易摩擦以外にも英国のEU離脱問題など外部環境の不透明要因は多く、リバランス中心の売買にとどまりやすいところでもある。 一方で、センチメントが弱気に傾いている中で、ポジションはショートに傾いており、PBR1倍水準での割安意識に伴う底堅さが意識されているなかでは、需給妙味の大きい銘柄などへは断続的にもショートカバーの流れをみせてこよう。また、米国では半導体株が下げているが、いずれも売り先行後は横ばい推移をみせていた。その他、本日の処は既存店売上高を発表したファーストリテ<9983>が下支えとして意識されそうだ。 ■泉州電、3Q営業利益8.4%増、建設需要が堅調 泉州電<9824>は第3四半期決算を発表。営業利益は前年同期比8.4%増の29.76憶円だった。民間設備投資向け電線の一部で需要の減少があったものの、建設需要が堅調に推移した。通期計画に対する進捗率は70%となる。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(20625.16、+4.97) ・米長期金利は低下 ・株安局面での自社株買い ・米追加利下げ期待 ・欧州中央銀行(ECB)が追加緩和検討 ・日銀のETF購入 ・ロジスネクス<7105>米中で事業拡大、三菱ロジは米国、中外炉工業は中国 ・KDDI<9433>ドローンで長距離物流、プロドローンと三重—静岡間で実証 ・三菱商<8058>英・分散電源社に出資、アフリカ事業拡大 ・トヨタ紡織<3116>米国でシート生産の新会社 ・NEC<6701>ICTでラグビーW杯に貢献、大会初の顔認証提供 ・ブラザー<6448>21年3月めどRPA全社導入、労働時間1割削減 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・09:50 黒田日銀総裁あいさつ(FIN/SUM 2019) ・10:30 片岡日銀審議員あいさつ(函館市) <海外> ・10:30 豪・4-6月期GDP(前年比予想:+1.4%、1-3月期:+1.8%) ・10:45 中・8月財新サービス業PMI(予想:51.7、7月:51.6) 《SF》
関連銘柄 8件
3116 東証プライム
1,903.5
10/7 15:00
+9.5(%)
時価総額 357,222百万円
トヨタ系の自動車部品メーカー。シートやドアトリムなど世界有数の内装システムサプライヤー。航空機シートも。自動車生産台数の増加等で日本は黒字転換。車種構成の変化等で中国は堅調。24.3期3Qは収益伸長。 記:2024/04/09
6448 東証プライム
2,997.5
10/7 15:00
+63.5(%)
時価総額 786,007百万円
レーザー複合機・プリンターなど通信・プリンティング機器が主力。1908年創業。愛知県名古屋市に本社。家庭用・工業用ミシンや工作機械、デジタル印刷機等も。製品ラインアップの強化などで産業用領域の拡大図る。 記:2024/08/09
6701 東証プライム
13,925
10/7 15:00
-145(%)
時価総額 3,799,436百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
7105 東証スタンダード
1,340
10/7 15:00
+39(%)
時価総額 142,922百万円
大手フォークリフトメーカー。三菱重工業の子会社。コンテナキャリアやトランスファークレーン、搬送用ロボット等も。価格の適正化等により、国内事業は黒字転換。24.3期3Qは収益伸長。通期利益予想を上方修正。 記:2024/04/14
8058 東証プライム
3,086
10/7 15:00
+4(%)
時価総額 13,308,319百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,740
10/7 15:00
+53(%)
時価総額 10,921,813百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9824 東証プライム
5,000
10/7 15:00
+50(%)
時価総額 105,000百万円
大手独立系電線商社。機器用・通信用電線、電力用ケーブルが柱。光ファイバーケーブル等も。在庫商品アイテム数は約5万点。26.10期売上高1500億円目標。自社ブランドを含む非電線商品の開発、拡販図る。 記:2024/05/06
9983 東証プライム
50,450
10/7 15:00
+1,240(%)
時価総額 16,054,249百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10