マーケット
10/4 15:15
38,635.62
+83.56
42,011.59
-184.93
暗号資産
FISCO BTC Index
10/6 7:52:02
9,240,199
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は3日続落、FRB議長発言受け景気後退懸念高まるも20000円はキープ

2020/5/14 12:17 FISCO
*12:17JST 日経平均は3日続落、FRB議長発言受け景気後退懸念高まるも20000円はキープ  日経平均は3日続落。128.60円安の20138.45円(出来高概算5億7278万株)で前場の取引を終えている。  13日の米株式市場でNYダウは2%を超える下落率で3日続落した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、景気見通しは著しく不透明で、長期にわたる景気後退の可能性や更なる景気刺激策が必要との認識を示し、下落して寄り付いた。また、著名投資家のテッパー氏が「市場は過大評価されている」との見解を示したことも嫌気され、下落幅を拡大する展開となった。この流れを受けて、日経平均も100円を超える下げ幅で3日続落してスタートを切った。ただ、決算を好感した銘柄も続出するなど相場は総悲観といったムードでもなく、安いところでも節目の20000円を割らずに底堅く推移した。  個別では、1-3月期営業利益が前年同期比57%減と下振れ着地したソニー<6758>が大きく下落。また、ガイダンス非開示で出尽くし感が先行したスクエニHD<9684>も売られた。他方、従来計画を上回る着地となり、21年3月期も2%を超えるコア営業増益見通しを示した武田薬<4502>は大幅上昇。ゲームソフトウェア格納用LSIが堅調で構造改革による業務効率化も寄与したメガチップス<6875>は20%近い急伸となった。  そのほか、東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>、東エレク<8035>、三菱UFJ<8306>、富士通<6702>、ファナック<6954>、SUMCO<3436>など景気敏感系の下落が目立つ。一方、任天堂<7974>が小高いほか、第一三共<4568>、決算が好感されたネクソン<3659>などは大きく上昇している。  セクターでは、鉱業、海運業といった景気敏感業種のほか、ハイテク関連が集まる電気機器、金属製品などが下落。他方、ディフェンシブ系の医薬品が2%近い上昇となっているほか、空運業、陸運業が上昇している。東証1部の値下がり銘柄は全体の72%、対して値上がり銘柄は25%となっている。  本日の日経平均は前日と同様、米株安の流れを引き継いで下落スタートとなったが、その後は下げ渋る展開となった。  前日のパウエル議長の発言を受けて景気後退懸念が一層高まり、好調が目立っていたナスダックを含め2日連続で米主要3指数は大幅な下落をみせた。また、売買代金が多くないことを考えれば、依然としてインパクトは相当程度あるとの見方もあるが、前日の日銀によるETF(上場投資信託)買いの金額は1000億円程度と、直近の1200億円水準から購入額が減額された。更には、国内を含め各国で経済活動再開へ向けた動きが出てきている中で同時に2次感染リスクを意識させるニュースも増えてきている。  期待先行による形で日経平均も20000円台まで上昇してきたが、半値戻しによる達成感や経済活動再開への期待に水を差しかねない2次感染拡大のニュースフローが増えている中での、上述のパウエル議長発言を受けた米株安や日銀のETF買い減額ときている。それでも本日の日経平均が20000円を割らずにきていることをむしろ積極的に評価すべきともいえるが、やや下値リスクも意識しておきたいところだ。  個別でも、本日は景気敏感セクターの中でも一線を画す好調さを見せていた半導体関連等のハイテク株が売られている。全体相場がこのまま戻り基調を続けるのか、再び下値を警戒した動きになるのかという瀬戸際局面であることを考慮すれば、この先は、ネット通販等の底堅い事業を手掛けている企業や直近決算で堅調な内容を示したようなファンダメンタルズが確固とした銘柄に的を絞っていきたい。 《AK》
関連銘柄 14件
3436 東証プライム
1,643.5
10/4 15:00
+9.5(%)
時価総額 575,513百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3659 東証プライム
2,803.5
10/4 15:00
-21.5(%)
時価総額 2,427,475百万円
PCオンラインゲーム、モバイルゲームを世界展開。NXC保有IPを活用したPCゲームの開発に強み。中国や韓国で人気タイトルを複数保有。北米及び欧州は売上伸長。「デイヴ・ザ・ダイバー」などが売上貢献。 記:2024/06/13
4502 東証プライム
4,240
10/4 15:00
+40(%)
時価総額 6,708,846百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4568 東証プライム
4,867
10/4 15:00
+31(%)
時価総額 9,476,214百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6702 東証プライム
2,999
10/4 15:00
-9(%)
時価総額 6,211,253百万円
国内最大のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。事業ポートフォリオの変革は順調。サービスソリューションが成長領域。26.3期売上4.2兆円目標。 記:2024/04/30
6758 東証プライム
2,767
10/4 15:00
-13(%)
時価総額 17,274,652百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6875 東証プライム
5,180
10/4 15:00
-110(%)
時価総額 113,794百万円
ファブレスLSIメーカー。アミューズメント事業が主力。ASIC事業、通信事業も展開。任天堂などが主要取引先。新規の通信事業に経営資源投下。ASIC事業では画像処理・FA機器向けなどで製品開発進める。 記:2024/06/29
6954 東証プライム
4,154
10/4 15:00
-3(%)
時価総額 4,193,658百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,586
10/4 15:00
-15.5(%)
時価総額 42,190,556百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
7,743
10/4 15:00
-22(%)
時価総額 10,055,757百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
25,355
10/4 15:00
-405(%)
時価総額 11,958,255百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,480
10/4 15:00
+31.5(%)
時価総額 19,657,353百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
5,738
10/4 15:00
-10(%)
時価総額 703,089百万円
スクウェア・エニックス、タイトーなどを傘下に収める持株会社。ファイナルファンタジー、ドラゴンクエストなどRPGで存在感。配当性向30%が基本方針。開発体制の整備、新作タイトルのデジタル販売強化等に注力。 記:2024/07/05
9984 東証プライム
8,561
10/4 15:00
-119(%)
時価総額 14,750,209百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17