マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/24 11:54:38
15,253,014
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は3日ぶり反発、為替動向に注目

2019/6/27 12:13 FISCO
*12:13JST 日経平均は3日ぶり反発、為替動向に注目 日経平均は3日ぶり反発。175.51円高の21262.10円(出来高概算6億567万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、ムニューシン米財務長官が米中協議の合意に自信を示したことで買いが先行したが、トランプ大統領が米中首脳会談で進展がない場合に巨額の追加関税を実施すると改めて警告すると上げ幅を縮小。一方、シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の21100円となり、為替相場が1ドル=107円70銭と前日大引け後よりやや円安方向に振れるなか、本日の東京市場は朝方から買いが先行した。その後も、じりじりと円安・ドル高が進行したほか、週末の米中首脳会談を控えている中国・上海総合指数をはじめとしたアジア株式市場の堅調な動きも支援材料となり、海外短期筋による断続的な指数先物に対する買い戻しの動きも継続。日経平均は前引けにかけて上げ幅を拡大する展開となった。物色としては、マイクロン決算や米中会談への進展期待から前日に米SOX指数が想定以上の大幅反発を見せた流れから、東京市場でもハイテク関連中心に買いが波及した。 セクターでは、機械、海運業、石油・石炭製品が2%高となった一方で、電気・ガスや医薬品は軟調であった。売買代金上位銘柄では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自動車<7203>、東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>、村田製作所<6981>、三菱UFJ<8306>、キーエンス<6861>が上昇した。また、国内大手証券による日経平均入替予想が伝わり、新規採用への期待感の高まったカカクコム<2371>や任天堂<7974>、ZOZO<3092>にも関心が向かったほか、JDI<6740>は、米アップルが1億ドルを出資する方向になったとの報道が伝わり急伸した。一方で、ファーストリテ<9983>やJT<2914>、ソフトバンク<9434>はさえない動きに。 ホワイトハウス当局者が20カ国・地域(G20)首脳会議での主要な日程を公表し、中国の習近平国家主席と29日午前11時半に大阪で会談すると発表。これを前に前述の通り、海外短期筋によるショートカバーの動きは継続しているようだ。一方で、足元の東京市場の売買代金は2兆円割れの薄商いの営業日が目立っており、売買高も10億株を割り込む場面が散見されている。市場でも、外国人投資家による日本株離れが話題となるなかで、商いを伴って上昇する向きには乏しく、週末にかけては次第に上値の重さが意識されてくる可能性がある。目先のシナリオとしては、4月24日に直近高値22362.92円をつけてからの価格帯別売買高で商いの集中しているレンジである21200円処を挟んだ推移から上方向に大きく振れる展開は、後場及び明日にかけても明確なニュースフローの無い限り想定しにくいだろう。 なお、東京市場の物色動向に関しては、外資系証券によるショートポジションの積み上がりの意識されている銘柄が散見されていた中国関連株などに対する個別物色のほか、自動車関連やメガバンクにも見直しの動きがみられている。短期筋が物色主体であることや、全体相場が薄商いであることを踏まえると、資金の逃げ足が速くなる展開も視野に入れておきたいところである。現状の投資家のセンチメントを左右しやすいであろう為替相場では、ランチタイムにかけて1ドル=108円を回復する動きをみせており、こちらの動向を注視しておく必要がある。(雲宮 祥士) 《FA》
関連銘柄 14件
2371 東証プライム
2,385.5
11/22 15:30
+93.5(%)
時価総額 472,849百万円
価格比較サイト「価格.com」や飲食店クチコミサイト「食べログ」が柱。求人検索エンジン「求人ボックス」を育成中。食べログの回復継続。求人ボックスの成長も続く。訪日客向けの飲食店予約サービスも開始。 記:2024/08/04
2914 東証プライム
4,236
11/22 15:30
+32(%)
時価総額 8,472,000百万円
世界的な大手たばこメーカー。メビウス、セブンスター等のブランドを展開。製薬会社の鳥居薬品、加工食品メーカーのテーブルマーク等を傘下に持つ。たばこ事業は販売数量増などで、自社たばこ製品売上収益が順調。 記:2024/07/01
3092 東証プライム
4,751
11/22 15:30
+61(%)
時価総額 1,427,552百万円
国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
3436 東証プライム
1,253
11/22 15:30
+4.5(%)
時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
6740 東証プライム
20
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 77,608百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
6861 東証プライム
65,660
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 15,969,037百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,825
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
+0.8(%)
時価総額 9,235,495百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17