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20日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で続落、不動産株に売り

2023/6/20 17:25 FISCO
*17:25JST 20日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で続落、不動産株に売り 20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比15.44ポイント(0.47%)安の3240.37ポイントと続落した。 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中国景気の先行き不安、人民元安の再進行などを不安視した。中国人民銀行(中央銀行)は20日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を4日ぶりに元安設定。上海外国市場では人民元安・米ドル高が急速に進み、昨年11月以来の水準で推移している。資金流出も警戒された。金融緩和期待もやや後退。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、中国の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」について、5年物LPRを4.30→4.20%、1年物LPRを3.65→3.55%に引き下げると発表したが、市場では、不動産ローンなど中長期融資の基準となる5年物LPRは4.15%にまで低下するとの観測も流れていた。もっとも、下値は限定的。「中国当局は景気刺激策の拡大に舵を切った」との見方は根強く、財政政策などに対する期待は依然続いている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、不動産の下げが目立つ。信達地産(600657/SH)が3.8%安、新城控股集団(601155/SH)が2.8%安、華遠地産(600743/SH)が2.5%安、保利地産(600048/SH)が2.1%安で引けた。 保険・銀行株もさえない。中国太平洋保険(601601/SH)が2.2%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.4%安、中国平安保険(601318/SH)が1.3%安、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.6%安、中信銀行(601998/SH)が1.3%安と値を下げた。 が2.2%、中国石油天然気(601857/SH)が2.0%、中国中煤能源(601898/SH)が2.0%ずつ下落する。素材株、医薬品株、公益株、運輸株、半導体株なども売られた。 半面、軍事関連株は物色される。航空製品の中国航発航空科技(600391/SH)がストップ高(10.0%)、航空宇宙製品の江西洪都航空工業(600316/SH)が3.2%高、航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)が2.9%高、航空用エンジンメーカーの中航動力(600893/SH)が2.7%高、弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が2.2%高で取引を終えた。自動車株、ソフトウエア株も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.53ポイント(0.19%)安の271.53ポイント、深センB株指数が3.86ポイント(0.34%)高の1142.39ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》