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16日の香港市場概況:ハンセン1.1%高で続伸、インフラ投資関連に買い

2023/6/16 18:00 FISCO
*18:00JST 16日の香港市場概況:ハンセン1.1%高で続伸、インフラ投資関連に買い 16日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比211.45ポイント(1.07%)高の20040.37ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が60.39ポイント(0.89%)高の6833.00ポイントとそろって続伸した。ハンセン指数は5月8日以来、約5週ぶりに20000ポイントの大台で取引を終えている。売買代金は1754億5950万香港ドルに拡大(15日は1214億780万香港ドル)し、今年2番目の大商いとなった。 内外環境の改善が相場を支える流れ。米国では、景気減速とインフレ高進の警戒感が薄らいでいる。中国では金融当局の緩和スタンスが好材料だ。15日公表された今月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利については、10カ月ぶりに引き下げ。20日公表の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しても、引き下げ観測が浮上している。中国政府が景気刺激に向け、大規模なインフラ投資や住宅購入規制の緩和を検討しているもよう――などとする消息筋情報が伝わったこともプラスだ。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が4.2%高、不動産投資会社の九龍倉置業地産投資(1997/HK)が3.9%高、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が3.4%高と上げが目立った。 セクター別では、ゼネコンやエンジニアリングなどインフラ建設関連が高い。中国鉄建(1186/HK)が5.5%、中国交通建設(1800/HK)が4.5%、中国中鉄(390/HK)が4.0%、中リョ国際工程(2068/HK)が5.6%、中国冶金科工(1618/HK)が4.1%ずつ上昇した。 セメントや鉄鋼、非鉄など素材セクターも買われる。中国建材(3323/HK)が3.7%高、華潤水泥HD(1313/HK)が2.0%高、鞍鋼(347/HK)が5.2%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.8%高、中国アルミ(2600/HK)が5.3%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が2.7%高で取引を終えた。 航空や海上輸送の運輸セクターもしっかり。中国南方航空(1055/HK)が2.6%高、中国東方航空(670/HK)が1.9%高、中国国際航空(753/HK)が1.6%高、太平洋航運集団(2343/HK)が4.5%高、海豊国際HD(1308/HK)が2.7%高、中遠海運能源運輸(1138/HK)が2.4%高で引けた。空運各社が報告した5月の営業実績では、それぞれ旅客数の伸びが大幅に拡大。5カ月連続のプラス成長をそろって達成した。 太陽光発電の関連銘柄群も物色される。陽光能源HD(757/HK)が7.5%高、協キン科技HD(3800/HK)が4.2%高、信義光能HD(968/HK)が1.4%高とそろって続伸した。 本土市場も続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.63%高の3273.33ポイントで取引を終了した。ハイテク株が高い。インフラ関連株、不動産株や素材株、エネルギー株、運輸株、医薬品株、保険・証券株、メディア・娯楽株なども買われた。半面、発電株は安い。銀行株、自動車株も売られた。 亜州リサーチ(株) 《CS》