マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/24 1:31:37
15,196,737
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

12日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安で4日ぶり反落、金融株が下げ主導

2023/6/12 16:47 FISCO
*16:47JST 12日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安で4日ぶり反落、金融株が下げ主導 週明け12日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比2.57ポイント(0.08%)安の3228.83ポイントと4日ぶりに小反落した。 人民元安進行の警戒感が再燃する流れ。中国人民銀行(中央銀行)は12日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を2日ぶりに元安方向へと設定した。12日の外国為替市場では人民元安・米ドル高が進み、年初来の元安水準で推移している。また、今週は、5月の中国経済指標がまとめて公表されることも気がかり材料として意識された(15日に小売売上高や鉱工業生産など。15日までに金融統計)。ただ、下値は限定的。中国経済対策の期待感が強まる中、指数は小高く推移する場面もみられている。政府系メディアの証券日報は12日、中信証券エコノミストの分析を引用して「中国人民銀行(中央銀行)は今後数カ月内に利下げを実施する公算が高い。早ければ今月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利が引き下げられる」などと報じた。MLF金利は今週15日に発表される。(亜州リサーチ編集部) 金融株が下げを主導。中国銀行(601988/SH)が2.2%安、中国工商銀行(601398/SH)が2.0%安、中国人民保険集団(601319/SH)が1.9%安、中信証券(600030/SH)が1.6%安で引けた。 発電株も安い。華能国際電力(600011/SH)が6.5%、華電国際電力(600027/SH)が3.5%、大唐国際発電(601991/SH)が2.8%、国投電力(600886/SH)が2.4%ずつ下落した。医薬品株、不動産株、海運株、メディア・娯楽株なども売られている。 半面、消費関連株はしっかり。酒造の重慶ビール(600132/SH)が8.5%高、乳製品の上海妙可藍多食品科技(600882/SH)が4.4%高、家庭用品の喜臨門家具(603008/SH)が3.4%高、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.7%高、家電の海爾智家(600690/SH)が2.2%高、自動車の長城汽車(601633/SH)が2.1%高で取引を終えた。ハイテク株、素材株、石炭株、空運株も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.50ポイント(1.27%)安の270.92ポイント、深センB株指数が5.15ポイント(0.46%)安の1123.26ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》