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13日の中国本土市場概況:上海総合1.2%高で6日ぶり反発、中国移動がストップ高

2023/3/13 17:13 FISCO
*17:13JST 13日の中国本土市場概況:上海総合1.2%高で6日ぶり反発、中国移動がストップ高 週明け13日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比38.62ポイント(1.20%)高の3268.70ポイントと6日ぶりに反発した。 政策期待が投資家心理を上向かせる流れ。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が13日午前に閉幕し、習近平・国家主席は「『強国建設』を推し進めていく」などと演説した。中国の新首相に就任した李強氏は、閉幕直後に初の記者会見に臨み、「民営経済」の発展環境は一段と改善し、成長余地はさらに拡大していくとの見方を示している。指標改善もプラス。中国人民銀行(中央銀行)が10日に発表した今年2月の金融統計では、国内金融機関の新規融資が市場予想を上回っている。マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸び率も上振れし、およそ7年ぶりの高い増加率に加速した。中国景気の持ち直しも意識されている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、「デジタル中国」戦略で恩恵のある通信・ネットワーク関連の上げが目立つ。中国移動(600941/SH)と中国衛通(601698/SH)がそろってストップ(10.0%)高、中国電信(601728/SH)が9.5%高、中国聯通(600050/SH)が5.4%高、三六零安全科技(601360/SH)が7.5%高、中電科数字技術(600850/SH)が5.1%高で引けた。中国移動と中国電信については、株主還元として配当性向を70%以上にすると表明したことも材料視されている。 ゼネコン株も高い。中国中鉄(601390/SH)が7.2%、中国鉄建(601186/SH)が5.3%、中国交通建設(601800/SH)と中国建築(601668/SH)がそろって4.6%ずつ上昇した。 エネルギー株もしっかり。中国石油化工(600028/SH)が6.1%高、中国石油天然気(601857/SH)が4.4%高、中海油田服務(601808/SH)が4.2%高、中国神華能源(601088/SH)が3.2%高で取引を終えた。タンカーの中遠海運能源運輸(600026/SH)も2.9%値を上げている。そのほか食品・酒造株、素材株、公益株、金融株、空運株なども買われた。 半面、自動車株はさえない。長城汽車(601633/SH)が5.8%安、東風汽車(600006/SH)が5.3%安、広州汽車集団(601238/SH)が2.6%安などとそろって続落した。主要な国内メーカー各社は、販売価格をそろって引き下げ。利益率悪化や競争激化の警戒感が引き続き重しとなっている。不動産株、半導体株、医薬品株も売られた。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.17ポイント(0.06%)高の294.78ポイント、深センB株指数が7.91ポイント(0.66%)安の1185.23ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》