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22日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で6日続落、発電と石炭に売り

2022/12/22 16:57 FISCO
*16:57JST 22日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で6日続落、発電と石炭に売り 22日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比13.98ポイント(0.46%)安の3054.43ポイントと6日続落した。約1カ月半ぶりの安値水準を切り下げている。 新型コロナウイルス感染拡大が投資家心理の重し。感染者が急増した上海市などでは、医療体制と医薬品がひっ迫し、従業員の感染で休業を余儀なくされる企業が相次ぐ状況だ。また、中国本土の機関投資家(銀行、投信会社など)に欠勤者が急増し、株式、為替などの各金融市場では商いが細っているという。リオープン(経済再開)が進んでいる点はプラスとなるものの、その半面、感染者増の悪影響も指摘されている。中国経済対策の期待感が根強い中、指数は小高く推移していたが、引けにかけてマイナスに転じた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、発電の下げが目立つ。国電電力発展(600795/SH)が3.3%安、華能国際電力(600011/SH)が2.8%安、大唐国際発電(601991/SH)が2.2%安で引けた。太陽光関連の銘柄もさえない。太陽電池大手の隆基緑能科技(601012/SH)が6.3%安と続落。太陽光発電(PV)部材の市況悪化が意識された。 石炭株も安い。エン鉱能源(600188/SH)が3.7%、広匯能源(600256/SH)が3.3%、中国中煤能源(601898/SH)が2.1%、陝西煤業(601225/SH)が1.9%ずつ下落している。医薬品株、素材株、エネルギー株、ハイテク株、インフラ関連株、不動産株なども売られた。 半面、消費関連株は物色される。化粧品の上海家化聯合(600315/SH)がストップ(10.0%)高、自動車の長城汽車(601633/SH)が4.2%高、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.8%高、酒造の貴州茅台酒(600519/SH)が1.7%高、乳業大手の光明乳業 (600597/SH)が1.2%高、ホテルの上海錦江国際酒店発展(600754/SH)が1.1%高で取引を終えた。銀行・保険株、空運株も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.70ポイント(0.60%)安の284.45ポイント、深センB株指数が5.06ポイント(0.44%)安の1139.80ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》