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29日の中国本土市場概況:上海総合1.4%安で5日ぶり反落、自動車株に売り

2022/6/29 16:50 FISCO
*16:50JST 29日の中国本土市場概況:上海総合1.4%安で5日ぶり反落、自動車株に売り 29日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比47.69ポイント(1.40%)安の3361.52ポイント(上海A株指数は1.40%安の3522.98ポイント)と5日ぶりに反落した。 利益確定売りが先行する流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、足もとでは約3カ月半ぶりの高値水準を切り上げていた。ただ、下値は限定的。中国の景気テコ入れ策や、社会活動の早期正常化に対する期待感が続いている。指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、自動車の下げが目立つ。広州汽車集団(601238/SH)が値幅制限一杯となる10.0%安、長城汽車(601633/SH)が9.9%安、上海汽車集団(600104/SH)が4.4%安で引けた。自動車販売の国機汽車(600335/SH)がストップ安している。 非鉄やレアアース、鉄鋼など金属株も安い。廈門タングステン業(600549/SH)が6.3%、中国アルミ(601600/SH)が3.8%、広晟有色金属(600259/SH)が8.3%、蒙古包鋼鋼聯(600010/SH)が4.8%ずつ下落した。ハイテク株、食品・小売株、海運株、医薬品株、公益株なども売られている。 半面、不動産株は急伸。金地集団(600383/SH)や信達地産(600657/SH)などがストップ高、保利地産(600048/SH)が7.1%高、新城控股集団(601155/SH)が4.5%高で取引を終えた。不動産業界を巡っては、中央・地方政府が相次ぎ支援策を打ち出す中、業績持ち直しの期待も高まっている。銀行株も買われた。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.94ポイント(0.63%)安の307.96ポイント、深センB株指数が20.30ポイント(1.68%)安の1190.65ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》