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27日の香港市場概況:ハンセン2.4%高で3日続伸、テック指数は4.7%上昇

2022/6/27 18:00 FISCO
*18:00JST 27日の香港市場概況:ハンセン2.4%高で3日続伸、テック指数は4.7%上昇 週明け27日の香港市場は、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比510.46ポイント(2.35%)高の22229.52ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が187.88ポイント(2.46%)高の7816.94ポイントとそろって3日続伸した。ハンセン指数は4月4日以来、約2カ月半ぶりの高値水準を終値ベースで回復している。売買代金は2000億890万香港ドルに拡大した(24日は1484億480万香港ドル)。 内外環境の改善で投資家心理が上向く流れ。米利上げペースの加速懸念がやや薄らぐ中、先週末の米株は大幅続伸した。中国国内では、当局が景気テコ入れ策を相次ぎ打ち出しているほか、早期の経済活動正常化も期待されている。本土で新型コロナウイルスの新規感染数は、このところ二ケタ台前半で推移。上海市は25日、コロナ防疫戦の「勝利」を宣言し、北京市では27日から小中学校で対面授業が再開された。中国人民銀行(中央銀行)は資金供給を継続。人民銀は27日、リバースレポを通じ満期分との差引で900億人民元を市中供給している。先週末に続き、資金供給を拡大させた。(亜州リサーチ編集部) 「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は4.7%高と他の指数をアウトパフォームした(約4カ月ぶりの高値回復)。個別では中国EMS(電子機器製造受託サービス)業者の比亜迪電子(285/HK)が14.9%高、中国スマートフォン大手の小米集団(1810/HK)が12.4%高、オンライン医療の京東健康(6618/HK)が10.7%高、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が10.6%高と上げが目立っている。 エアラインや空港、旅行代理店、カジノなどレジャー関連も高い。中中国国際航空(753/HK)が5.3%、国泰航空(293/HK)が4.3%、海南美蘭国際空港(旧・瑞港国際機場集団:357/HK)が9.0%、北京首都国際機場(694/HK)が4.3%、携程集団(9961/HK)が6.6%、同程旅行HD(780/HK)が6.2%、新濠国際発展(200/HK)が8.4%、金沙中国(1928/HK)が7.9%ずつ上昇した。 レストランチェーンなど外食関連も急伸。海倫司国際HD(9869/HK)が13.2%高、海底撈国際HD(6862/HK)が9.3%高、九毛九国際HD(9922/HK)が8.8%高、呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が5.9%高と値を上げた。 非鉄セクターも物色される。江西カン鋒リ業(1772/HK)が8.5%高、江西銅業(358/HK)が4.7%高、中国アルミ(2600/HK)が4.1%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.7%高で取引を終えた。 本土市場も3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.88%高の3379.19ポイントで取引を終了した。消費関連株が高い。旅行関連株、エネルギー株、医薬品株、素材株、インフラ関連株、物流関連株、不動産株、ハイテク株、娯楽・メディア株、銀行・証券株なども買われた。 亜州リサーチ(株) 《FA》