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22日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安で続落、消費関連に売り

2022/2/22 16:52 FISCO
*16:52JST 22日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安で続落、消費関連に売り 22日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比33.47ポイント(0.96%)安の3457.15ポイント(上海A株指数は0.96%安の3623.20ポイント)と続落した。 世界経済の混乱が警戒される流れ。ウクライナを巡るロシアと欧米の対立が激化する中、原油先物価格などが急伸している。急速な資源価格の上昇は、企業収益の足かせになると危ぐされた。また、中国当局が再び産業統制に動いていることも不安視されている。ただ、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が相場を下支えしている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、消費関連の下げが目立つ。白酒最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が3.7%安、ピックアップトラック・SUV生産の長城汽車(601633/SH)が3.2%安、醤油メーカー中国大手の仏山市海天調味食品(603288/SH)が2.7%安、家電メーカーの海爾智家(600690/SH)が2.6%安、免税店運営の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.2%安で引けた。 医薬品株もさえない。上海復星医薬集団(600196/SH)が2.7%安、北京同仁堂(600085/SH)が2.6%安、薬明康徳(603259/SH)が1.4%安で取引を終えた。公益株、金融株、運輸株、インフラ関連株、不動産株なども売られている。 半面、半導体株は高い。半導体モジュール設計・生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が5.5%、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が5.3%ずつ上昇した。太陽光発電関連、石炭・石油株の一角も物色されている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.56ポイント(0.20%)安の286.95ポイント、深センB株指数が5.66ポイント(0.49%)安の1149.06ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》