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21日の中国本土市場概況:上海総合0.1ポイント安で5日ぶり反落、銀行・保険さえない

2022/2/21 17:12 FISCO
*17:12JST 21日の中国本土市場概況:上海総合0.1ポイント安で5日ぶり反落、銀行・保険さえない 週明け21日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比0.14ポイント(0.004%)安の3490.61ポイント(上海A株指数は0.004%安の3658.36ポイント)と5日ぶりに反落した。 売り圧力が意識される流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、足もとで約4週ぶりの高値水準を回復していた。短期金利の上昇も逆風。人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)は21日、翌日物などが今年1月中旬に記録した高水準に接近している。朝方公表された銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」は、1年物と5年物がそれぞれ前回から据え置かれた。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。経済対策に対する期待感が持続している。指数は引けにかけて急速に値を戻し、一時、プラス圏に浮上した。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、銀行・保険がさえない。中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.4%安、上海浦東発展銀行(600000/SH)が0.8%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.2%安で引けた。銀行については、短期金利が長期金利よりも上昇したことにより(長短金利差の縮小)、利ザヤと景気の悪化も警戒されている。 発電株も安い。上海電力(600021/SH)が5.9%、華能国際電力(600011/SH)が5.1%、華電国際電力(600027/SH)が1.4%ずつ下落した。消費関連株、インフラ関連株、海運株なども売られた。 半面、不動産株はしっかり。新城控股集団(601155/SH)が2.8%高、格力地産(600185/SH)が2.4%高、金地集団(600383/SH)が1.3%高と値を上げた。引き締め緩和の動きが好感される。重慶市など一部都市では、1軒目住宅購入時の頭金比率が引き下げられた。 仮想空間技術「メタバース」(中国語:元宇宙)関連の銘柄群も物色される。浙報数字文化集団(600633/SH)が5.5%高、吉視伝媒(601929/SH)が5.2%高、浙文互聯集団(600986/SH)が0.7%高で取引を終えた。中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)は18日、「メタバース」の違法資金調達リスクを警告したが、基本的な仕組みは容認しているとの見方も広がっている。そのほかエネルギー株、医薬品株、証券株も買われた。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.15ポイント(0.40%)高の287.51ポイント、深センB株指数が0.44ポイント(0.04%)安の1154.72ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》