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22日の香港市場概況:ハンセン0.6%高で続伸、テック銘柄の上げ目立つ

2021/12/22 18:03 FISCO
*18:03JST 22日の香港市場概況:ハンセン0.6%高で続伸、テック銘柄の上げ目立つ 22日の香港市場は、主要64銘柄で構成されるハンセン指数が前日比131.00ポイント(0.57%)高の23102.33ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が53.76ポイント(0.66%)高の8195.23ポイントとそろって続伸した。売買代金は927億8200万香港ドルと低水準が続いている(21日は1102億9000万香港ドル)。 中国経済対策の期待感が持続する流れ。中国人民銀行が定める銀行貸し出し指標の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」について、追加引き下げ観測の浮上などを引き続き材料視している。また、昨夜の米市場で、新型コロナ変異ウイルス(オミクロン)感染拡大による景気懸念がひとまず後退し、主要指数が急反発したことも追い風だ。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、スポーツシューズ生産・販売の安踏体育用品(ANTAスポーツ・プロダクツ:2020/HK)が5.4%高、中国スポーツ用品大手の李寧(リーニン:2331/HK)が5.1%高、電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:1211/HK)が3.5%高と上げが目立った。 ハンセン科技(テック)指数は1.3%高と他の指数をアウトパフォームし、構成銘柄は全面高。値上がり上位では、自動車取引サイト運営の汽車之家(オートホーム:2518/HK)が6.9%、動画配信プラットフォーム大手のビリビリ(9626/HK)が6.0%、高性能データセンター開発・運営の万国数拠HD(GDSホールディングス:9698/HK)が4.7%ずつ上昇した。 自動車セクターもしっかり。上記したBYDのほか、小鵬汽車(9868/HK)が6.4%高、長城汽車(2333/HK)が5.0%高、理想汽車(2015/HK)が2.9%高で引けた。 他の個別株動向では、携帯端末OEMメーカー大手の富智康集団(2038/HK)が5.9%高。同社は22日、インドのEMS事業について、現地IPOの計画を発表した。 半面、中国不動産セクターはさえない。中国恒大集団(3333/HK)と万科企業(2202/HK)がそろって3.3%安、華潤置地(1109/HK)が1.8%安で取引を終えた。前日は不動産引き締めの緩和観測などで上昇が目立っていたものの、一段の手がかりに乏しい中で売りに押されている。 一方、本土市場は小反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.07%安の3622.62ポイントで取引を終了した。不動産株が安い。金融株、海運株、公益株、インフラ関連株、素材株の一角なども売られた。半面、ハイテク株は高い。医薬品株、自動車株、エネルギー株、娯楽・メディア株も買われた。 亜州リサーチ(株) 《FA》