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5日の香港市場概況:ハンセン2.1%高で3日ぶり反発、消費セクターに買い

2020/3/5 18:05 FISCO
*18:05JST 5日の香港市場概況:ハンセン2.1%高で3日ぶり反発、消費セクターに買い 5日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比545.80ポイント(2.08%)高の26767.87ポイントと3日ぶりに反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が206.29ポイント(1.96%)高の10728.07ポイントと続伸した。売買代金は1326億2800万香港ドルに拡大している(4日は1109億7500万香港ドル)。 中国の経済政策に期待感が広がる流れ。中国国務院が4日に開いた常務会議では、冷え込んだ内需を回復させるため、インフラ建設推進や5Gネットワーク構築加速、消費拡大などの方針が示された。中国国内では、政府系メディアが利下げに言及するなど、金融緩和の思惑も高まっている。昨夜の米株急伸も支えとなり、指数は小高くスタートし、上げ幅を徐々に拡大させた。 ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面高(50のうち49が上昇)。小型電子部品メーカーの瑞声科技HD(2018/HK)が5.0%高、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が4.8%高、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が4.2%高と値上がり率上位に並んだ。 セクター別では、食品飲料や酒造の消費関連が高い。上記した万洲国際のほか中国雨潤食品集団(1068/HK)が10.1%、中国蒙牛乳業(2319/HK)が3.5%、統一企業中国HD(220/HK)が2.4%、中国旺旺HD(151/HK)が2.3%、青島ビール(168/HK)が6.0%ずつ上昇した。 スマートフォンやインターネット関連の銘柄も物色される。上述した瑞声科技のほか、丘タイ科技(Qテクノロジー:1478/HK)が5.7%高、舜宇光学科技(2382/HK)が2.8%高、IGG(799/HK)が3.9%高、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.1%高、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が2.5%高で引けた。 中国の金融セクターもしっかり。招商銀行(3968/HK)が4.2%高、中国郵政貯蓄銀行(1658/HK)が2.2%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が4.0%高、中国太平保険HD(966/HK)が3.4%高、海通証券(6837/HK)が3.5%高、中信証券(6030/HK)が2.6%高と値を上げた。 一方、本土市場は4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.99%高の3071.68ポイントで取引を終えた。金融株が相場をけん引する。消費関連株、医薬品株、発電株、資源・素材株、運輸株、不動産株、テレワーク関連株、インフラ関連株、ハイテク株なども買われた。 【亜州IR】 《FA》