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7日の香港市場概況:ハンセン0.3%高で3日ぶり反発、テンセント2.2%上昇
2020/1/7 18:00
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*18:00JST 7日の香港市場概況:ハンセン0.3%高で3日ぶり反発、テンセント2.2%上昇 7日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比95.87ポイント(0.34%)高の28322.06ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が33.34ポイント(0.30%)高の11198.75ポイントとそろって3日ぶりに反発した。売買代金は864億1900万香港ドルとなっている(6日は916億600万香港ドル)。 原油相場の急騰一服が買い安心感を誘う。WTI原油先物は足もとで大きく上昇していたが、昨夜は伸び悩み、この日の時間外取引ではマイナス圏に沈んでいる。産油国が集中する中東地域の情勢を巡っては、米国とイラクの対立は依然として続いているものの、複数のアナリストが「戦争に発展する可能性は低い」と指摘した。中国の金融政策に対する期待感も改めて強まる。中国人民銀行(中央銀行)は先週開催した工作会議で、「穏健な金融政策を2020年も堅持する」としたうえで、中小・零細企業向けの金融支援を強化する方針を示した。また、先週発表された預金準備率の引き下げは6日付で発効。市場関係者の間では、「準備率の引き下げ余地はなお残る」との見方が優勢となっている。 ハンセン指数の構成銘柄では、中国インターネットサービス最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.2%高、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)とバイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)がそろって1.9%高、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)とマカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)がそろって1.8%高と上げが目立った。 業種別では、中国の医薬品が高い。上記した石薬集団と中国生物製薬のほか、三生製薬(1530/HK)が4.3%、薬明生物技術(2269/HK)が3.5%、広州白雲山医薬集団(874/HK)が1.3%、中国神威薬業集団(2877/HK)が1.2%ずつ上昇した。 中国不動産セクターもしっかり。合景泰富地産(1813/HK)と世茂房地産HD(813/HK)がそろって1.5%高、中国金茂HD(817/HK)が1.3%高、碧桂園HD(2007/HK)が1.0%高で引けた。 ネット関連の銘柄群も物色される。上述したテンセントに加え、オンラインゲームのIGG(799/HK)が5.3%高、インターネット専業保険で中国最大手の衆安在線財産保険(6060/HK)が3.7%高、モバイルゲーム運営の中手遊科技集団(302/HK)が2.8%高、旅行予約サイト運営の同程芸龍HD(780/HK)が1.5%高と値を上げた。 本土市場も3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.69%高の3104.80ポイントで取引を終えた。消費関連株が高い。自動車株、金融株、不動産株、医薬品株、運輸株、メディア関連株なども買われた。半面、石油関連株は安い。産金株や非鉄株、半導体株も売られた。 【亜州IR】 《FA》
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