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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、アジア市場の下落や中東情勢の緊迫化

2020/1/7 9:38 FISCO
*09:38JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、アジア市場の下落や中東情勢の緊迫化 【ブラジル】ボベスパ指数 116877.92 -0.70% 6日のブラジル市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比828.73ポイント安(-0.70%)の116877.92で取引を終えた。117706.7から116268.7まで下落した。 中盤は下げ幅を縮小させる場面もあったが、その勢いは続かなかった。銀行セクターの下落が指数の足かせに。景気の先行き不安に伴う同セクターの業績悪化懸念などが売り手掛かりとなったもようだ。また、ボベスパ指数が過去最高値水準で推移しており、利益確定売り圧力も強まった。一方、指数の下値は限定的。米株高などが指数をサポートした。 【ロシア】MICEX指数 3078.87 +0.08% 6日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比2.50ポイント高(+0.08%)の3078.87で取引を終了した。3059.47から3079.42まで上昇した。 売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、終盤に再び買い戻された。原油価格の上昇が引き続き支援材料となり、資源の一角に買いが広がった。一方、指数の上値は重い。MOEX指数が過去最高値水準で推移しており、高値警戒感が強い。また、アジアや欧州市場の下落も積極的な買いを手控えさせた。 【インド】SENSEX指数 40676.63 -1.90% 6日のインドSENSEX指数は続落。前日比787.98ポイント安(-1.90%)の40676.63、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同233.60ポイント安(-1.91%)の11993.05で取引を終えた。 売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。アジア市場の下落や中東情勢の緊迫化などが圧迫材料となり、インド株にも売りが先行した。 【中国本土】上海総合指数 3083.41 -0.01% 週明け6日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.38ポイント安(-0.01%)の3083.41ポイントと続落した。 先週末の軟調地合いを継ぐ流れ。米国とイランの対立激化を受け、産油国が集中する中東地域の地政学リスクが高まっている。原油相場の先高観が強まるなか、経済活動の足かせになるとの不安も続いた。時間外取引のWTI原油先物は、約1年2カ月ぶりの高値水準まで上昇している。中国の金融緩和期待などを支えに指数はプラス圏で推移する場面がみられたものの、引けにかけて再び売りが優勢となった。 《CS》