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10日の香港市場概況:ハンセン0.01%高で小反発、中国聯通5.0%上昇

2019/9/10 18:08 FISCO
*18:08JST 10日の香港市場概況:ハンセン0.01%高で小反発、中国聯通5.0%上昇 10日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比2.28ポイント(0.01%)高の26683.68ポイントと小反発する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は14.05ポイント(0.13%)安の10403.34ポイントと続落した。売買代金は752億3800万香港ドルとなっている(9日は724億400万香港ドル)。 米中通商協議の進展期待が支え。10月にワシントンで再開される閣僚級の貿易協議に関連し、ムニューシン米財務長官は9日、「これまでの協議で前進してきた」と米メディアのインタビューに答えた。米中の通商交渉担当者は来週、実務者レベルで協議するとも伝わっている。ただ、上値は限定的。中国・香港の景気先行き不安が投資家心理の重しとなっている。香港では、今年8月のインバウンド客が前年同月比で40%近く減少したことが明らかにされた。中国では、同月の米ドル建て輸出が予想に反して縮小している。 ハンセン指数の構成銘柄では、通信キャリア大手の中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が5.0%高と急伸。同社は9日引け後、同業の中国電信(チャイナ・テレコム:728/HK)と第5世代(5G)移動通信のアクセスネットワークを共同構築・共有することで枠組み合意に達したと発表した。支出削減効果が1社当たり約2000億人民元(約3兆円)に上るとの見通しも示されている。中国電信も4.7%高と買われた。 業種別では、石油や石炭のエネルギー関連が高い。中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.2%、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が2.1%、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が1.2%、中国中煤能源(1898/HK)が2.5%、エン州煤業(1171/HK)が1.1%ずつ上昇した。 中国自動車セクターも物色される。東風汽車集団(489/HK)が6.0%高、華晨中国汽車HD(1114/HK)が2.8%高、長城汽車(2333/HK)が1.9%高、広州汽車集団(2238/HK)が1.5%高とそろって続伸した。業界支援策に対する期待が高まっている。 半面、5Gネットワークや半導体関連は安い 3/HK)が1.7%、華虹半導体(1347/HK)が2.8%、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)と中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)がそろって1.7%ずつ下落した。 本土市場は7日ぶり小反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.12%安の3021.20ポイントで取引を終えた。銀行・保険株が下げを主導する。ハイテク株、自動車株、不動産株、消費関連株などもさえない。半面、証券株は高い。医薬品株、メディア関連株、農業関連株、エネルギー関連株の一角も買われている。 【亜州IR】 《FA》