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9日の中国本土市場概況:上海総合0.8%高で6日続伸、ハイテク急伸

2019/9/9 17:00 FISCO
*17:00JST 9日の中国本土市場概況:上海総合0.8%高で6日続伸、ハイテク急伸 週明け9日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比25.14ポイント(0.84%)高の3024.74ポイントと6日続伸した。約2カ月ぶりに、心理的節目の3000ポイント台を終値ベースで回復している。上海A株指数も上昇し、26.29ポイント(0.84%)高の3168.78ポイントで取引を終えた。 金融当局の緩和スタンスが好感される流れ。中国人民銀行(中央銀行)は6日夜、全ての銀行に対し、預金準備率を0.5ポイント引き下げると発表した。一部の地方銀行に対しては、10月15日と11月15日の2回に分け、さらに合計1.0ポイント引き下げる。これらにより、市中銀行全体で9000億人民元の資金供給が可能となる見通しだ。 業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。フラッシュメモリなど製造の北京兆易創新科技(603986/SH)とLED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)、指紋認証ICなどの深セン市匯頂科技(603160/SH)がそろってストップ高、IC設計の上海書爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が6.8%高で引けた。北京兆易創新科技と上海書爾半導体は上昇来高値を更新している。証券株も高い。中信建投証券(601066/SH)が3.7%上昇した。海外マネーの流入増を背景に、市場活性化の思惑が強まっている。そのほか不動産株、資源・素材株、インフラ関連株、運輸株なども買われた。 半面、銀行・保険株の一角はさえない。招商銀行(600036/SH)が1.1%安、中国太平洋保険(601601/SH)が1.6%安と値を下げている。医薬品株や消費関連株の一角も売られた。 一方、外貨建てB株は値上がり。上海B株指数が3.82ポイント(1.41%)高の275.19ポイント、深センB株指数が6.70ポイント(0.70%)高の960.46ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》