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*09:39JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は4日続伸、貿易黒字の拡大が好感された 【ブラジル】ボベスパ指数　103180.6　+0.24％ 9日のブラジル市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比245.2ポイント高(+0.24％)の103180.6で取引を終えた。102792.8から104259.8まで上昇した。 おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。貿易黒字の拡大が好感された。9月8日まで1週間の貿易黒字は15億3900万米ドルとなり、前週の8億3300万米ドルを大幅に上回った。また、原油価格の上昇も資源セクターの支援材料。一方、指数の上値は重い。米中貿易摩擦の解消に対する懐疑的な見方や、12日に欧州中央銀行(ECB)理事会の開催を控え、慎重ムードが強い。 【ロシア】MICEX指数　2786.63　-0.39% 9日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比10.92ポイント安(-0.39%)の2786.63で取引を終了した。2810.91から2777.63まで下落した。 買いが先行した後は売りに押され、引けまで下げ幅をじりじりと拡大させた。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが継続した。一方、指数の下値は限定的。利下げの実施が引き続き好感されたほか、景気対策への期待も高まった。 【インド】SENSEX指数　37145.45　+0.44％ 9日のインドSENSEX指数は続伸。前日比163.68ポイント高(+0.44％)の37145.45、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同56.85ポイント高(+0.52％)の11003.05で取引を終えた。 売りが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。本日のアジア市場がおおむね堅調な値動きを示していたことを受け、インド株にも買いが広がった。また、景気対策への期待が高まっていることも支援材料となった。 【中国本土】上海総合指数　3024.74　+0.84％ 週明け9日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比25.14ポイント高（+0.84％）の3024.74ポイントと6日続伸した。約2カ月ぶりに、心理的節目の3000ポイント台を終値ベースで回復している。 金融当局の緩和スタンスが好感される流れ。中国人民銀行（中央銀行）は6日夜、全ての銀行に対し、預金準備率を0.5ポイント引き下げると発表した。一部の地方銀行に対しては、10月15日と11月15日の2回に分け、さらに合計1.0ポイント引き下げる。これらにより、市中銀行全体で9000億人民元の資金供給が可能となる見通しだ。 《CS》