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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続落、米中貿易摩擦の激化懸念が再び高まる

2019/8/5 9:40 FISCO
*09:40JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続落、米中貿易摩擦の激化懸念が再び高まる 【ブラジル】ボベスパ指数 102673.68 +0.54% 2日のブラジル市場は小幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比547.74ポイント高(+0.54%)の102673.68で取引を終えた。101667.00から103179.7まで上昇した。 買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。利下げの実施が引き続き好感された。ブラジル中央銀行は7月31日、政策金利を0.5ポイント引き下げ、6.00%とする方針を示した。また、中銀は、弱いインフレ見通しを受け、一段の金融緩和の可能性も示唆した。ほかに、米中貿易摩擦の高まりに伴い、中国からブラジル農産品の発注が増加しているとの報告が支援材料。一方、海外市場の下落や米中貿易摩擦の高まり懸念などが指数の上値を押さえた。 【ロシア】MICEX指数 2674.90 -2.00% 2日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比54.52ポイント安(-2.00%)の2674.90で取引を終了した。2716.60から2673.97まで下落した。 終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。米中貿易摩擦の激化懸念が再び高まっていることを受け、リスク回避の売りが広がった。また、ブレント原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料。ブレント原油価格はこの日、約1カ月半ぶりの安値を更新した。ほかに、トランプ米大統領がロシアへの追加制裁案にサインしたとの報道が嫌気された。 【インド】SENSEX指数 37118.22(+0.27%) 2日のインド株式市場は小反発。前日比99.90ポイント高(+0.27%)の37118.22、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同17.35ポイント高(+0.16%)の10997.35で取引を終えた。 売りが先行した後は買い戻され、引けまで高値圏で推移した。経済指標のやや改善が指数をサポート。7月のマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.5となり、前月の52.1を上回った。また、最近の下落で値ごろ感が強まり、後半には下値を拾う動きが活発になった。 【中国本土】上海総合指数 2867.84 -1.41% 2日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比40.93ポイント安(-1.41%)の2867.84ポイントと3日続落した。約2カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。 対中の関税強化が投資家のセンチメントを冷やす流れ。トランプ米大統領は1日、中国からの輸入品3000億米ドル分に追加関税を課す制裁措置「第4弾」を9月1日付で発動すると表明した(交渉が滞ったままの場合、25%超に引き上げる可能性も示唆)。ほぼ全中国製品に制裁関税が課されることになる。国際通貨基金(IMF)は先ごろ発表したリポートで、米国による対中関税25%の発動を通じ、中国の成長率は1.5ポイント下振れると試算した。 《CS》