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概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は続落、モンスーン降雨量の減少観測がインフレ率の加速懸念

2019/4/5 9:53 FISCO
*09:53JST 概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は続落、モンスーン降雨量の減少観測がインフレ率の加速懸念 【ブラジル】ボベスパ指数 95386.75 -0.94% 4日のブラジル市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1821.58ポイント高(+1.93%)の96313.06で取引を終えた。94333.94から96393.56まで上昇した。 小幅高で寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、米中通商協議への合意期待なども引き続き支援材料となった。このほか、堅調な経済指標が景気の減速懸念をやや後退させた。3月の自動車販売台数は20万9183台となり、前月の19万8648台(改定値)を上回った。 【ロシア】MICEX指数 2535.50 +0.13% 4日のロシア株式市場は6日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比3.18ポイント高(+0.13%)の2535.50で取引を終了した。2523.69から2538.36まで上昇した。 売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米中通商協議の合意期待が高まっていることが支援材料。一方、指数の上値は重い。米国がロシアに対して追加の経済制裁を実施すると示唆したことが引き続き指数の足かせとなった。また、原油価格の下落も資源銘柄の売り手掛かりとなった。 【インド】SENSEX指数 38684.72 -0.49% 4日のインドSENSEX指数は続落。前日比192.40ポイント安(-0.49%)の38684.72、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同45.95ポイント安(-0.39%)の11598.00で取引を終えた。 前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅を拡大させた。今年のモンスーン(雨季)降雨量の減少観測がインフレ率の加速懸念を強めた。インドにおける灌漑施設の整備遅れを受け、モンスーンの降雨量が農業に大きく影響している背景がある。また、経済指標の悪化や投資の縮小報告なども引き続き指数の足かせに。このほか、外国人投資家(FII)の売り越しが圧迫材料。FIIはこの日までに2日連続の売り越しとなった。 【中国本土】上海総合指数 3246.57 +0.94% 4日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比30.28ポイント高(+0.94%)の3246.57ポイントと5日続伸した。約1年ぶりの高値水準を切り上げている。 追加減税に期待感。景気腰折れ回避に向け、中国は減税・手数料軽減策を2019年に導入する。国務院は3日に常務会議を開催し、不動産登記費用の減免など各種の手数料引き下げとその時期を決定。企業や個人の負担について、新たに年間3000億人民元(約4兆9800億円)以上も軽減されると試算した。米中通商合意の思惑も続く。米中貿易問題を巡っては、「両国はすでに問題の大半を解決済み」と伝えられた。報道によれば、米当局は月内の正式調印を目指しているという。 《CS》