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フォーバル Research Memo(5):2024年3月期通期は過去最高の売上高、営業利益を更新

2024/7/18 13:35 FISCO
*13:35JST フォーバル Research Memo(5):2024年3月期通期は過去最高の売上高、営業利益を更新 ■業績動向 1. 2024年3月期通期の業績概要 フォーバル<8275>の2024年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比6.7%増の63,527百万円、営業利益が同32.4%増の3,235百万円、経常利益が同27.3%増の3,459百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.7%増の2,011百万円となり、売上高、営業利益、経常利益で過去最高を更新した。 売上高に関しては、中小・小規模企業や自治体におけるDX推進の機運の高まりを受けて可視化伴走型経営支援(アイコンサービス)など各種サービスが順調に拡大したことに加え、自家消費ニーズの高まりを受けて太陽光発電システムが増加したこと、新たに連結に加わったグループ会社の寄与などにより、前期比6.7%増となった。主力のフォーバルビジネスグループの売上高は、同13.5%増となった。「F-Japan構想」を積極的に推進したことなどにより可視化伴走型経営支援(アイコンサービス)が順調に拡大したほか、公共施設向けの施設管理システム構築を行う子会社(エルコム)、その他新たに連結に加わったグループ会社などが増収に寄与した。フォーバルテレコムビジネスグループは、電力の仕入価格低下の影響(市場連動型価格のため)に加え、ISPサービスや印刷関連が減少したことにより、売上高は同6.6%減となった。総合環境コンサルティングビジネスグループは、自家消費ニーズの高まりを受けて太陽光発電システムが増加したことやLEDの販売も順調に推移したことにより、売上高は同38.6%増と大きく伸長した。その他事業グループは、セミナーやIT技術者の派遣事業が増加したことにより、売上高は同7.3%増となった。 利益に関しては、売上総利益が、可視化伴走型経営支援(アイコンサービス)の拡大、前期に電力サービスの仕入価格上昇の影響を受けた反動、環境ビジネス関連の収益改善などにより、前期比2,107百万円増(前期比10.4%増)となった。一方で販管費は、同7.3%増と伸びを抑えた。これらの結果、営業利益は同32.4%増、営業利益率は前期から1.0ポイント改善した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《SO》
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IP統合システムや情報セキュリティなどの情報通信コンサルティング、経営コンサルティングを手掛ける。中小・小規模企業などが顧客。可視化伴走型経営支援は自治体案件などが拡大。M&A活用で事業拡大図る。 記:2024/06/17