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「リックス安井社長登壇!著名投資家なごちょう氏が自身の保有銘柄に直球質問」Vol.4

2024/1/15 16:19 FISCO
*16:19JST 「リックス安井社長登壇!著名投資家なごちょう氏が自身の保有銘柄に直球質問」Vol.4   「リックス<7525>安井社長登壇!著名投資家なごちょう氏が自身の保有銘柄に直球質問」Vol.3の続き ●なごちょう 7つ目の質問になるんですが、商社という業態にありながら先ほどからメーカー機能の話をされておられたんですけど、営業利益率が7.4%って、すごい高水準だと思うんですね。ほかのエンジニアリング商社といわれている業種のところ、結構投資しているんですけど、そこの企業と比較しても、かなり利益率が高いと思うんですが、高水準である理由を教えてください。 ■リックス 安井 多分いろいろな要因があると思いますが、まず、商社としては、ものを右から左に動かすだけじゃなくて、お客様がなんでそのものが必要なのか、そのものを売る裏側というか、真の困りごとは何かというところまで、実際に顧客密着で聞いている。そこで付加価値が高い提案ができているというところが大きいのかなと思います。 なんでそれが売れたのかというところって、すごく大事だと思うんですけど、その裏側にいろんな、私どもが解決できるソリューションがいっぱいあったりするんですね。ただ単に、インバーターが欲しいと言われて持っていきましたではなくて、省エネというキーワードがあったりすると、省エネだったら、そのほかのお客様にも横展開できるよねとか、そういった形で営業活動しておりますので、単なる御用聞きではないというところが、お客様にも認められて、必要であれば、ものだけじゃなくて、この後にこういうのがありますよと、セットにして提案したり、大きいものだと、設置するには投資額が大きいという話だったら、例えばレンタルどうですかとか、お客様に寄り添った対応をしているというところが、一つ大きなところかなと思います。 もう一つは、弊社の自社工場、ものづくりもやってまして、オリジナル品を提供できることも、利益率が高いことにつながるのかなと思います。最近IR活動とかもやらせてもらっていますけど、オリジナル品比率をどんどん上げていきましょうというようなことも、取り組みとしてやっています。オリジナル品以外のものも同時に増えちゃって、割合がなかなか上がってこないのですが、さっき言った協創センターみたいなところも、そういったものを増やすための一つの打ち手なんですけど、オリジナル品であれば利益率も高いですし、海外に売って出たときに、海外でのメーカーさんのお伺いを立てなくてよくて、我々でハンドリングできる。 よくあるパターンですけど、日本でたくさんものを売っているんですけど、海外に行くと海外の代理店があって、我々が入る余地がないという場合もあるんですね。でも、オリジナル品であれば、そういったところを関係なく、海外も攻めていけるということで、こういったところに注力しているので、結果的に利益率が上がっているのかなと思っています。 ●なごちょう よく分かりました。ありがとうございます。これで最後の質問とさせていただきます。御社の今後の成長可能性、今まで十分いろいろ説明していただいたんですけど、2030年の長期目標を掲げていない会社も多い中で、意欲的に掲げられているということで、どのように成長されるのか、総括的にお話をしていただけたらと思います。 ■リックス 安井 先ほどもお示ししたように、2030年度にどうありたいかというところで、連結売上700億円というところを今、目指していろいろとやっております。今回の3カ年のGP2023というところでは、500億円の売上を目標にしています。通期の予想からすると、若干まだ足りないですが、そこを埋めるべく、今、頑張っている最中です。長期の700億円に向けては、先ほども言ったように、メーカー機能を評価していく感じを受けると言われましたが、まさにそのとおりで、今しっかりと仕入れ商品、要は商社機能で稼げていますので、もうちょっとメーカー寄りの動きをしていきたい。そのキーになるのが、オリジナル品だと考えていただいて結構ですが、そのオリジナル品をどんどん種まきをして、育てて、将来の新しい製品の柱みたいなものが次々に出てくるようなことを思い描いています。 スライドに事例を出していますけど、協創の事例を下のほうに示してますが、ヘビ型のロボット、これはHibotさんという会社に出資させていただいて、危険な場所の点検だとかいうところで、点検と、われわれの商材もセットにできるので、そういったものを協創したり、あとは、さっきも出てきました一番右下のD-RAT、これはお客様と協創した事例です。これも化粧品や食品にも使えるものなので、PRしていきたいと思っています。 こういったものをどんどん増やしていって、商社事業もしたたかに、われわれ横展開は得意技でして、どこかのお客さんでこういうものが売れたとなると、いろいろな業界をとりまとめている業界プロの人たちが、成功事例として広げていって、それをまた出先の人たちがやってくれるというような商社の基盤がしっかりとしていますので、それプラス新しい、メーカー的な要素の部分を強化していって、2030年までに700億円という、ほかにもKPIを示してまして、その頃になると営業利益率も8%を超えていきたいと思っています。そういった形で、成長していきたいですし、株主さんにとっても、持ってて良かったなという銘柄になりたいと思っていますので。 ●なごちょう ありがとうございます。客観的に考えて、今の株価、私は安いと思っているんですけど。資産価値と収益性と成長性を考えた場合、もっと評価されてもいいんじゃないかなというのは、個人的には感じていますし、なので、友人にリックスの話をしたら、みんな感謝されているんですけど、結構前から勧めてはいるんですけど、成長と比較して株価も少しずつ上がっている感じなので、そんな無茶苦茶割高になることは全然ないし、ずっと割安の状態が続いているな。成長と株価がいい感じに上がってきているのかなと。もうちょっと株価は評価されてもいいんじゃないかなと、個人的には思っています。 ■リックス 安井 おっしゃるとおりで、我々も反省がありまして、やはりIR活動を積極的に行ってこなかったという。東証の市場再編というところが大きなきっかけにはなっていますけど、株主さんとの対話だとかいうのも、もうちょっと重視してきていれば良かったなとすごく思っていますし、今はそれを取り返すぐらい、いろいろIR活動をやっていますので、これからもぜひよろしくお願いします。 ●なごちょう いえ、こちらこそ。私個人としては感謝しかない会社なので、ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。 ▲フィスコ 高井 安井様、なごちょうさん、ありがとうございました。なごちょうさんの投資家目線の質問でいろいろ深掘っていただいて、非常に聞きごたえがありました。それでは最後に、安井様、なごちょうさんからご挨拶をいただきたいと思います。それでは、安井様からお願いいたします。 ■リックス 安井 本日はご視聴いただき、ありがとうございました。なごちょうさん、対話していただき、ありがとうございます。この動画を通して、少しでもリックスに興味を持っていただけたら幸いです。これからも積極的にIR活動を行っていきます。また、しっかりと業績を伸ばして、株主様の期待に応えていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。 ▲フィスコ 高井 それでは、なごちょうさん、本日の対談はいかがでしたか。 ●なごちょう すごく社長の人柄が伝わってくる、服装一つとってもすごく分かってくる、すごく好感が持てて、今までも感謝しかない会社だったんですけど、さらに好きになっちゃいました。また今後ともよろしくお願いいたします。 ▲フィスコ 高井 ありがとうございました。それでは、これにて対談を終了とさせていただきます。皆様、ご視聴いただきありがとうございました。 《TY》
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時価総額 24,417百万円
産業用機械などを扱う商社。メーカー機能も持つ。1907年創業。福岡県福岡市に本社。仕入先数は約2600社。顧客数は約2900社。日本製鉄、トヨタ自動車などが主要取引先。鉄鋼業界向けは海外市場開拓に注力。 記:2024/08/30