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ODK Research Memo(2):機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つIT企業

2023/6/2 13:02 FISCO
*13:02JST ODK Research Memo(2):機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つIT企業 ■会社概要 1. 会社概要 ODKソリューションズ<3839>は、機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つ独立系のIT企業である。経営理念に「情報サービス事業を通じて顧客の繁栄・社会の発展に貢献する。」を掲げ、日本初の大学横断型受験ポータルサイト「UCARO(R)」を中核として、大学入試業務関連の教育関連サービス(教育業務)、証券会社等のバックオフィス業務をサポートする金融関連サービス(証券・ほふり業務)を主力に事業展開し、一般業務(医療関連サービス、カスタマーサポート関連サービス、人材育成サポート関連サービス)も育成・強化している。 本社所在地は大阪市中央区で、事業拠点は東京支店(東京都中央区)、五反田オフィス(東京都品川区)となる。グループは同社及び連結子会社の(株)エフプラス、(株)ECS、(株)ポトスで構成されている。エフプラスは金融・教育向けシステムの開発・運用保守等を、ECSは中四国エリアを中心にクラウドソリューションシステム開発支援等を、ポトスは2022年7月に同社から承継したカスタマーサクセスオートメーションツール「pottos(R)(ポトス)」等のカスタマーサクセスソリューション事業を展開している。 連結ベースの2023年3月期末時点の資産合計は8,537百万円、純資産は5,797百万円、資本金は637百万円、自己資本比率は67.9%、発行済株式数は8,200,000株(自己株式102,712株含む)、従業員数は198人である。 2. 沿革 1963年4月に大阪証券金融(現 日本証券金融<8511>)と大阪証券代行(現 (株)だいこう証券ビジネス)のシステム開発・運用を行うために、これら2社の出資により大阪電子計算株式会社として設立された。1964年9月には、制度金融取引を担ってきた実績や関西圏で数少ない大型汎用機を保有していたことなどから大学入試業務を受託し、さらに1965年4月に証券業務を受託したことで現在の事業基盤が整った。2006年9月に商号を現在の株式会社ODKソリューションズに変更した。 その後は事業基盤強化や新規領域への展開に向けてM&A・アライアンス戦略も積極化している。2009年7月にエフプラスを子会社化、2011年4月に日本システム技術<4323>と協業、2013年6月に学研ホールディングス<9470>と業務・資本提携して筆頭株主が大阪証券金融から学研ホールディングスへ移行した。また、2015年9月に金融分野でSBIビジネス・ソリューションズ(株)(SBIホールディングス<8473>のグループ企業で協業発表時点の社名はSBIトレードウィンテック(株))と協業、2016年8月にファルコホールディングス<4671>と業務・資本提携して医療分野に進出、2016年9月にロボティクスや人工知能(AI)といった先進的技術を持つ(株)リアルグローブと業務・資本提携した。さらに、2021年9月にECSを子会社化、2022年5月にベクトル<6058>と業務提携、2022年7月にクシム<2345>から人材育成サポート事業を譲受、2023年3月にスタートアップ企業の(株)花形に出資して資本・業務提携した。 株式関係では、2007年3月に大阪証券取引所ヘラクレス(後の東証JASDAQ)に株式上場し、2020年3月に東証市場第2部に市場変更、2020年12月に同市場第1部に指定、2022年4月の同市場区分再編に伴いプライム市場へ移行した。なお、東証の規則改正に伴い、2023年4月にスタンダード市場選択を申請した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《SI》
関連銘柄 8件
2345 東証スタンダード
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時価総額 4,266百万円
M&Aでブロックチェーン関連が主力に。技術者派遣や暗号資産運用も。24.10期1Qはゲーム会社との協業によるNFTゲームの収益化を推進。5月に暗号資産「スケブコイン」を子会社運営の暗号資産交換所に上場へ。 記:2024/04/12
3839 東証スタンダード
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時価総額 4,920百万円
独立系ITサービス企業。学校入試システムでは入試に関わる全業務を一括受託。機密性の高い大量データ処理に定評。システム開発及び保守は売上好調。臨床検査システムの開発等が増加。24.3期3Qは損益改善。 記:2024/02/24
4323 東証プライム
1,664
4/26 15:00
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時価総額 41,329百万円
システム開発会社。システムの受託開発に加え、パッケージソフトやビッグデータビジネスも展開する。大学や金融向けパッケージソフトに強みを持つ。今期3Q累計はシステム受託開発や医療ビッグデータが堅調だった。 記:2024/04/15
4671 東証スタンダード
2,231
4/26 15:00
-14(%)
時価総額 25,166百万円
臨床検査中堅。調剤薬局や診療所向けクラウド型サービスも手掛ける。調剤薬局等の店舗総数は110店舗。24.3期3QはICT事業が黒字転換。診療所向けクラウド型レセプト総合サービスの契約数増などが寄与。 記:2024/02/25
6058 東証プライム
1,322
4/26 15:00
+22(%)
時価総額 63,371百万円
大手PR会社。PRのプランニングから実行まで行う。プレスリリース配信やダイレクトマーケティング等をワンストップで提供。プレスリリース配信事業は堅調。関係会社株式売却益を計上。24.2期3Qは最終増益。 記:2024/02/02
8473 東証プライム
3,856
4/26 15:00
+57(%)
時価総額 1,049,815百万円
ネット証券で国内トップ。銀行、損保、ベンチャー投資、暗号資産などに多角化。バイオ薬の開発も。SBI証券は営業収益、営業利益ともに過去最高。暗号資産事業は黒字転換。24.3期3Q累計は大幅な増収増益。 記:2024/04/08
8511 東証プライム
1,587
4/26 15:00
+45(%)
時価総額 152,352百万円
証券金融大手。制度信用取引の決済に必要な金銭や株券の貸付を行う。24.3期3Q累計は債券レポ・現先取引の需要が旺盛。制度信用取引の貸借取引残高も増えて二桁増収増益に。通期利益計画を上方修正。連続増配予定。 記:2024/02/14
9470 東証プライム
907
4/26 15:00
-10(%)
時価総額 40,482百万円
児童書・学習書出版や塾・教室運営などの教育関連が柱。介護施設も。24.9期1QはDX投資継続で塾・教室の採算低下。だが語学・社会人教育が好調。介護施設の稼働率も堅調で増収・営業増益に。有証評価特損を計上。 記:2024/04/12