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アクシージア Research Memo(3):海外売上とEC販売が中心、日本の化粧品企業の中で独自のポジショニング確立

2023/1/16 15:23 FISCO
*15:23JST アクシージア Research Memo(3):海外売上とEC販売が中心、日本の化粧品企業の中で独自のポジショニング確立 ■市場環境とポジショニング アクシージア<4936>がターゲットとする中国化粧品市場の多くを占めるスキンケアの市場規模は、経済成長に伴う所得水準の向上や化粧品人口の増加を背景に大きく成長している。同社によると、中国のスキンケア市場規模は2021年に50,002億円(日本市場の約3.0倍)となり、2026年までの5年間で平均7.3%の成長が見込まれている。一方、日本のスキンケア市場規模は成熟していることから横ばいの予測となっている。サプリメント市場規模も同様で、中国では2021年に30,456億円(同約2.4倍)、2026年までの5年間で平均5.9%の成長が見込まれているものの、日本市場は横ばい予測となっている。なお、同社が注力しているECチャネルの環境においても同様の傾向がある。中国でのBtoC販売のEC化率は2020年に44.0%となり、今後もEC化が進展すると見込まれているが、日本のEC化率は2021年に8.8%と低水準に留まる。 同社は日本の化粧品企業の中では海外売上構成(海外売上比率約90%)及びEC販売構成(EC販売比率は約75%)が高い点で独自のポジショニングを確立している。中国市場において同社製品は、Made In Japanブランドとして日本の化粧品企業と認知されている。中国化粧品市場の約4分の1を占めるこのカテゴリーは、資生堂<4911>やコーセー<4922>、ファンケル<4921>などが長年基盤を構築しており、特にスキンケア分野などで機能性が評価されている。同社は4位以下のグループで、ポーラ・オルビスホールディングス<4927>などが競合となる。中国市場においては、日系及び欧米系企業ブランドは中・高価格帯、韓国系企業ブランドは中価格帯、中国系企業ブランドは低価格帯と、ポジショニングに違いがある。中・高価格帯カテゴリーは百貨店を中心としたリテールに依存する企業が多いなか、同社はECを中心に展開しており、差別化できている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《NS》
関連銘柄 5件
4911 東証プライム
4,130
3/28 15:00
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時価総額 1,652,000百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
4921 東証プライム
2,012
3/28 15:00
-7(%)
時価総額 262,270百万円
化粧品メーカー。無添加に拘り。サプリにも強み。通販主体に直営店も。海外は中華圏を軸に開拓。24.3期上期は処理水問題が中国回復に水差す。だが国内は訪日客増が追い風。新製品効果も出て計画を上回る増収増益に。 記:2024/01/17
4922 東証プライム
8,088
3/28 15:00
-46(%)
時価総額 490,076百万円
化粧品国内最大手。「デコルテ」、「コスメデコルテ」、「アルビオン」、「雪肌精」など有力ブランド多数。高級スキンケアに定評。中国人など訪日外国人からも高支持。主力商品の好調もあり、3Q累計は増収・営業増益。 記:2023/12/27
1,447
3/28 15:00
+3.5(%)
時価総額 331,560百万円
化粧品で国内4位。訪販主体のポーラと通販主体のオルビスが柱。23.12期3Q累計は訪日客増などを追い風にポーラの百貨店販売が好調。施策効果でオルビスの顧客数・単価も上向く。販管費増こなして大幅営業増益に。 記:2023/12/12
4936 東証プライム
843
3/28 15:00
+17(%)
時価総額 21,749百万円
中国EC販売が柱の化粧品メーカー。エステサロンで使用される本格スキンケア製品を販売。美容サプリ等も。京王百貨店の新宿店に直営店を新設。広告投資を強化。AGドリンクXの売上が伸びる。24.7期1Qは増収。 記:2024/02/02