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ファブリカ Research Memo(1):顧客数×顧客単価の最大化に取り組み、業績拡大中

2022/8/3 15:11 FISCO
*15:11JST ファブリカ Research Memo(1):顧客数×顧客単価の最大化に取り組み、業績拡大中 ■要約 ファブリカコミュニケーションズ<4193>は、法人向けSMS(ショートメッセージ)※配信サービス「メディアSMS」と中古車販売業務支援クラウドサービス「symphony(シンフォニー)」を主力としている。世の中の変化を好機と捉え、テクノロジーによる社会課題の解決に取り組んでいる。1992年創業、本社所在地は愛知県名古屋市である。 ※携帯電話の電話番号宛てにテキストメッセージが送れる連絡手段。 1. 2022年3月期の業績概要 2022年3月期の連結業績は、売上高で前期比21.4%増の5,858百万円、営業利益で同40.1%増の923百万円となり、会社計画(売上高5,670百万円、営業利益850百万円)を上回った。売上高は、インターネットサービスグループが低調であったものの、ほかのサービスグループが順調に推移した。なかでも主力のSMSソリューショングループの売上高が同31.6%増の3,286百万円と好調に推移した。営業利益は、事業拡大に伴う人件費の増加はあったものの、売上高の増加率に比して抑制できたため、大幅増益を達成した。経常利益は同42.8%の939百万円となった。なお、特別損失61百万円(減損損失24百万円、投資有価証券評価損37百万円)を計上したため、親会社株主に帰属する当期純利益は同26.1%増の574百万円となった。 2. 2023年3月期の業績見通し 2023年3月期の連結業績見通しは、売上高が前期比18.2%増の6,922百万円、営業利益が同18.6%増の1,094百万円、経常利益が同16.9%増の1,098百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同22.3%増の702百万円と過去最高の売上高・利益を見込んでいる。同社は、引き続きSMSソリューショングループとU-CARソリューショングループの2セグメントを主軸に、継続的な業績の拡大を見込んでいる。SMSソリューショングループでは、国内SMS配信市場はSMS利用用途の拡大に伴い引き続きの成長が期待され、売上高・利益はさらに伸長していく見通しである。U-CARソリューショングループでは、拠点数の拡大などを通じて「symphony」導入社数の増加に取り組み、売上高・利益のさらなる伸長を計画している。 3. 中期成長戦略 同社は、SMS配信サービスと中古車販売事業者向けの業務支援サービスを主力事業とし、顧客数×顧客単価の最大化による高成長を続けていく方針である。SMSソリューショングループでは導入支援・コンサルティングを含めたサービス体制による「差別化戦略」で市場を牽引し、U-CARソリューショングループでは「コスト・リーダーシップ戦略」により顧客基盤の構築を進めることをそれぞれ基本戦略としている。 ■Key Points ・ 2022年3月期は前期比21.4%増収・40.1%営業増益。主力事業が好調に推移し、会社計画を上回って着地 ・2023年3月期の会社計画は前期比18.2%増収・18.6%営業増益。過去最高の売上高・利益を見込む ・顧客数×顧客単価の最大化で、中期的な成長を継続させる方針 (執筆:フィスコ客員アナリスト 藤田 要) 《YM》
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時価総額 13,454百万円
法人向けSMS配信サービス「メディアSMS」が柱。自動車販売業務支援システム「symphony」、自動車分野特化のWEBマガジンの運営、中古車一括査定サービス等も。メディアSMSの新規導入社数は順調。 記:2024/10/21