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森六 Research Memo(1):コロナ禍においても生産体制を堅持し、2022年3月期第2四半期も黒字確保

2022/1/26 15:21 FISCO
*15:21JST 森六 Research Memo(1):コロナ禍においても生産体制を堅持し、2022年3月期第2四半期も黒字確保 ■要約 森六ホールディングス<4249>を中心とする森六グループは、1663年創業で東証一部上場企業の中でもベスト10にランクされる長い歴史を持つ企業である。自動車用の樹脂成形部品を取り扱うメーカー「森六テクノロジー」と幅広い事業領域をもつ化学商社「森六ケミカルズ」(いずれも2008年設立)の2つの事業会社に分社化され、世界13ヶ国に事業所を有し、売上の約6割を海外が占めるグローバルグループである。各拠点の収益性の向上や、事業領域の拡大とともにサステナブルな社会の実現に向けた取り組みを続ける。 1. 2022年3月期第2四半期累計業績の概要 2022年3月期第2四半期累計の業績は、売上高で62,984百万円、営業利益は953百万円である。樹脂加工製品事業は、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)からの生産回復があったものの半導体不足等による自動車減産の影響を受け、前年同期比で増収減益となった。ケミカル事業は、堅調な化学品需要に加えて、ナフサ価格の上昇もあり、前年同期比で増益である。親会社株主に帰属する四半期純利益については、投資有価証券売却益3,237百万円を計上した結果、2,419百万円となっている。 2. 2022年3月期の業績見通し 上期の業績は、半導体不足やサプライチェーンの混乱により計画を下回って推移した。こうした部品供給リスクが解消したのちには、一気に挽回生産へと舵を切ることが想定される。半導体供給不足による減産影響を、政策投資株式縮減に伴う売却益でカバーした。通期の見通しは、現下の状況を鑑みて、売上高136,000百万円、営業利益3,000百万円、経常利益3,200百万円とし、親会社株主に帰属する当期純利益は期初の予想を堅持し、5,200百万円としている。 3. 成長戦略について 第12次中期経営計画(2019~2021年度)を策定し、環境変化を先取りし、新事業創造と変革に挑み続けることでグローバル市場で勝ち抜ける事業基盤を構築するという基本方針のもと、「経営基盤強化」「付加価値創造」「事業構造変革」の3つを基本戦略の柱に掲げている。 4.株主還元策 将来への投資や内部留保のバランスを考慮し、安定的継続的な配当実施を行っている。2021年12月より、10億円を上限として、自社株買いを実施している。 ■Key Points ・2022年3月期第2四半期累計の営業利益は減益だが、黒字確保 ・2022年3月期業績は計画を下回って推移するが、利益は期初の予想を維持 ・将来投資などとのバランスを取りつつ、安定的継続的な配当を実現 (執筆:フィスコ客員アナリスト 大川 勇一郎) 《SI》
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時価総額 45,046百万円
自動車の内装部品と外装部品の樹脂加工製品と、生活材料やファインケミカル等の販売が柱。ホンダと強固なネットワークを持つ。稼働ロスの縮小等により、樹脂加工製品事業は黒字転換。24.3期2Qは営業黒字転換。 記:2024/01/27