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ポエック Research Memo(2):独創的な商品による「環境サステナビリティ」への持続的取り組み

2021/12/1 16:02 FISCO
*16:02JST ポエック Research Memo(2):独創的な商品による「環境サステナビリティ」への持続的取り組み ■ポエック<9264>の会社概要 1. 会社概要 1989年1月に広島県福山市において、ポンプメーカー出身の現会長と前社長により、水処理機器の販売を目的として五大販売(株)を設立した。その後1991年3月に現社名へ変更した。ポエックとは、「ポンプ・イクイップメント・エキスパート(Pump Equipment Expert)」、すなわち「ポンプ装置の専門家」を表している。約50年にわたるポンプに関するノウハウの蓄積と組織的なメンテナンス体制により、ポンプメーカーを問わず幅広い用途で総合的な判断に基づく修理・メンテナンスを行う。現在は、水と空気に重点を置いた環境装置全体に事業領域を広げている。絶えず独創的な商品を開発し、住みよい社会と環境を持続できる「環境サステナビリティ」への持続的取り組みを行うビジネスを目指している。 経営理念は「お客様第一主義」である。具体的には「世界に通用する技術・商品の開発」「社員一人一人、個性の尊重及び力の結集」「社会の変化を先取りし、自らも進化する」「これらのことを総合し、企業価値の増大を計る」としている。同社は業種では卸売業に分類されているが、技術・商品の開発というメーカー機能を有している。連結子会社には、環境関連機器の開発・製造・販売に従事するメーカーが含まれる。そのため、事業や商品によっては、商流の川上(開発・製造)から川中(販売)、川下(サービス)をカバーしており、商社、メーカー、サービスの3つ機能を有している。 同社は2017年11月に株式を東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場へ上場した。創業者の代表取締役会長の来山哲二(きたやまてつじ)氏が筆頭株主(所有株比率13.2%)、前代表取締役社長の釆女信二郎(うねめしんじろう)氏が第2位の株主(同7.4%)となる(2021年8月末時点)。 2021年8月期の売上高(6,256百万円)の事業別内訳は、環境・エネルギー事業が56.9%、動力・重機等事業が35.7%、防災・安全事業が7.4%となった。調整額控除前のセグメント利益の構成比と売上高営業利益率は、環境・エネルギー事業が39.0%・4.5%、動力・重機等事業が49.4%・9.0%、防災・安全事業が11.7%・10.3%であった。調整額控除後の全体の売上高営業利益率は4.4%となる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《EY》
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ポンプ等の水処理機器、環境機器の販売を行う環境・エネルギー事業、船舶エンジン部品やプラント設備機器などを手掛ける動力・重機等事業が柱。広島県福山市に本社。中国地方における圧倒的なシェアなどが強み。 記:2024/06/03