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三機サービス Research Memo(7):「持続的な成長と変革」をテーマとした中期経営計画を推進

2020/8/25 15:07 FISCO
*15:07JST 三機サービス Research Memo(7):「持続的な成長と変革」をテーマとした中期経営計画を推進 ■今後の見通し 1. 2021年5月期の業績見通し 三機サービス<6044>の2021年5月期の業績予想については、新型コロナウイルス感染症による影響を現段階において合理的に算定することが困難なことから未定としている。今後の動向を見極め算定が可能となった時点で速やかに開示する。引き続き先行投資を継続するとみられるが、セブン-イレブン・ジャパン向けのエンジニア強化やシステム投資などの大型投資はピークを越えたと考えられることから、今後は利益水準が押し上げられると弊社では見ている。 2. 中期経営計画(2020年度~2022年度) 2019年7月に同社は、「持続的な成長と変革」をテーマとした「中期経営計画(2020年度~2022年度)」を発表した。基本方針としては、(1)新企業理念の浸透、(2)人事制度改革、(3)サービス内製化の強化、(4)トータルメンテナンスサービスの品質向上、(5)新たな環境ビジネスの創出、(6)営業体制の強化、(7)海外事業収益力の強化、(8)ITシステムの競争力、の8つを掲げ、新企業理念の浸透を目的とした広報活動の強化、研修センターを活用したエンジニアの短期育成や多能工化による内製強化、新基幹システム導入によるITシステムの競争力強化、法人営業部新設による営業体制の強化などに取り組んでいる。 (1) トータルメンテナンスサービス 設備全般を対象にするトータルメンテナンスサービスにおいては、品質向上及び付加価値提案の強化を図る。具体的には、営業体制強化による新規獲得を推進することで、セブン‐イレブン・ジャパンの給排水工事の新規受注やオークワとの契約締結に続く顧客獲得を目指す。また、コールセンター教育を強化することで既存顧客の顧客満足度向上を図る。さらに、新基幹システムを導入することで、品質向上によるITシステムの競争力向上を目指す。 (2) 環境ビジネス・メンテナンスサービス 新たな環境ビジネスの創出として、環境・省エネなどのビジネスをIoTや他企業とのアライアンスなどを通じて創出し、同社の新たな成長ドライバーに育てる。そのほか、蓄積された技術力やメンテナンスノウハウを活用した空調サービスの内製化や、本社研修センターを活用した研修の強化、多能工化に向けた資格取得推進によるサービス内製化強化を図る。 (3) その他 PR活動や社内広報の実施により新企業理念の浸透を目指すほか、人事制度改革など海外への最適な資源配分を行うなど、事業基盤の更なる強化を図る。 (4) 数値目標 今般の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、今後の経済情勢の予測が極めて不透明な状況となっていることから、中期経営計画は引き続き推進するものの、公表値については見直しを行い、今後予測される新型コロナウイルス感染症再拡大などによる同社グループへの影響も含め、市場環境の見通しが一定程度判断できる状況となり次第、改めて公表するとしている。 3. 今後の事業環境 新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策として、2020年4月7日、日本政府は「緊急事態宣言」を発令した。緊急事態宣言はその後解除されたものの、新型コロナウイルス感染症の感染者数が拡大している状況下において、本格的な経済活動の再開は見通せないところである。一方で、同社の主力顧客である小売業のうち、日常生活の必需品を扱うスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどへの影響は、限定的であると見られる。これらのライフラインは止めることはできないため、同社が手掛けるトータルメンテナンスの需要ニーズは引き続き大きいと弊社では見ている。 また、新型コロナウイルス感染症拡大による経済活動の停止等によって、競争を勝ち抜くためにはコスト管理が最重要課題となってくるだろう。また、国の基準や社会情勢・CSRなどの観点から、社会全体で省エネ・節電・コスト削減といったニーズがより一層高まることに加え、人手不足からの効率化推進により、メンテナンス管理を一括で請け負うアウトソーシング需要が高まることになると予想される。これらの観点からも、同社事業の需要ニーズは引き続き大きいと弊社では見ている。 (執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一) 《YM》
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空調機器や電気、厨房、給排水衛生設備の設備メンテナンスを展開。メンテナンスのアウトソーシング等も。省エネ工事は増加傾向。大口の空調設備改善工事等が売上貢献。営業外収益増。24.5期2Qは大幅増収増益。 記:2024/01/28