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タナベ経営 Research Memo(9):2022年3月期以降は再び増収増益基調に転じると予想(2)

2020/8/5 15:19 FISCO
*15:19JST タナベ経営 Research Memo(9):2022年3月期以降は再び増収増益基調に転じると予想(2) ■タナベ経営<9644>の今後の見通し (4) M&A・アライアンスコンサルティング戦略 M&A・アライアンスコンサルティングでは、全国の金融機関約100社(支店で約5,000店)等とのアライアンス(提携)を通じて、「成長M&Aコンサルティング」等の案件を取り込み、主に買い手側に立ってコンサルティングからデューデリジェンス、M&A成立後のPMIまでサービス提供していく。 M&Aを活用して成長を図りたいとする地域の中堅・中小企業は多く、全国主要都市に事業所を有する強みを生かしてこうした企業のニーズに応えていく。2020年3月期の金融機関や会計事務所からの紹介件数は前期比173件増の306件となっており、このうち51件で売上を計上している(コンサルティングやデューデリジェンスのみのケースも含む)。 (5) マーケティングコンサルティング戦略 マーケティングコンサルティング事業では、顧客企業の経営理念・ビジョン・ミッションを実現するためのマーケティング活動をデジタル技術を用いて全面的に支援し、顧客価値の向上を目指していく。また、「業種×プロモーションテーマ」の観点で業務プロセスを見直し(分業化を推進し)、専門性の高いチームを組成して、顧客企業のプロモーション・ブランディングをワンストップでトータルに支援していく。このため、経営リソースを大阪本社と東京本社に集中し、中部本部については大阪本社への統合を図っている。 (6) コーポレート戦略 コーポレート戦略としては、「働き方・生産性改革投資」「人材採用・育成・活躍」をテーマに取り組んでいる。 a) 働き方・生産性改革投資 社員の働き方を改革し、生産性を高めることができるデジタル投資やオフィス投資を実施している。実行済みのものとして新テレビ会議システムの導入やiPhoneの全社員支給のほか、テレワーク環境の構築並びに新たなERPパッケージの導入を実施した。2020年4月より本格稼働した新ERPパッケージに関しては、CRMシステムの機能強化とMA(マーケティングオートメーション)ツールとの連携により、営業部門の生産性向上並びにコンサルタントの業務効率向上が見込まれている。なお、現在もオフィスリニューアルやホームページの全社統合、AI研究(調査・パートナー企業選定・テスト導入)などに取り組んでおり、業務自動化システム(チャットボット、RPA)の導入に関しても検討を進めている。 b) 人材採用・育成・活躍 プロフェッショナル人材の採用を強化し、「タナベFCCアカデミー」「ジュニアボード経営システム」の活用により、人材の早期育成・活躍が可能となる体制づくりに取り組んでいる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《NB》
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経営コンサルティング大手。経営戦略の策定から経営機能の実装・実行支援に至るまで経営全般の支援を手掛ける。ストラテジー&ドメインは売上堅調。行政/公共向け経営コンサルが好調。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/25