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馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:コロナショックの中でも、注目の新興銘柄

2020/4/23 16:07 FISCO
*16:07JST 馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:コロナショックの中でも、注目の新興銘柄 (執筆:2020年4月21日) 皆さま、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーターの馬渕磨理子です。 『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、最新のニュース情報も交えながらお話しする連載です。 新型コロナウイルスが多くの国や地域で感染が拡大しております。この状況をみると、世界が相互依存していることがあらためて証明されたかのようです。世界に張り巡らされたサプライチェーンや流通ネットワークが滞り、今回のような混乱が招かれたことは世界中の企業にとって教訓となっていることでしょう。 コロナ禍を生き延びた企業は、製造拠点を海外に置くリスクを強く思い知らされ、生産拠点を国内へと移す、あるいは部材の調達先を国内企業にシフトさせる動きを今後強めていくのではないでしょうか。今般の新型コロナウイルスによる混乱は、これまでの資本主義、都市構造のあり方を一変させていく可能性があります。 感染拡大により、既存の経済体制に変化の予兆を感じるなか、今回は新興市場で成長性のある企業を見ていきたいと思います。マザーズ指数が反発傾向にあり、新興市場に資金流入が見られています。また、4月6日に松屋アールアンドディ<7317>が東証マザーズ上場後、IPOは長期間休止状態となっておりますが、直近の上場銘柄が賑わっています。 ◆売上高が連続10四半期以上連続増収の新興株 今回は、東証マザーズ・ジャスダックに上場している銘柄のうち、1)時価総額が50~500億円の中小型株、2)売上高の連続増収回数が連続10四半期以上、という条件でマネックス証券「銘柄スカウター」の10年スクリーニングを活用して銘柄を絞りました。その中から、注目の銘柄をいくつか取り上げたいと思います。(※スクリーニングは4月20日に実施しています) ・マーケットエンタープライズ<3135> 同社は「リユースを核とした最適化商社」を目指し、インターネットに特化したリユース事業を展開しています。 2月14日の決算発表(2020年6月期上期)では、売上高が前年同期比35.1%増の51.79億円、営業利益が同2.1倍の3.09億円、経常利益が同2.1倍の3.08億円、純利益が同2.5倍の1.67億円となり、上期過去最高の売上高・営業利益を達成しています。また、従来は下期偏重の傾向があったなかで、今期は売上高・利益の全項目において50%超の進捗率となっています。通期予想は据え置きとしていますが、この予想は保守的との見方が強いです。 ・日本サード・パーティ<2488> ICTソリューション事業が主力の同社は、AI分野に注力したICTシステムの設計や構築、運用、保守サービスを提供、また教育ソリューション事業等も展開しています。新型コロナウイルスの対策として、自治体などでチャットボットが普及すると見込まれAI関連株が物色されており、同社も注目されているようです。 2月13日に2020年3月期業績予想を上方修正しており、営業利益は従来予想の3.65億円から4.19億円(前期実績2.38億円)としています。ICTソリューションセグメント、教育ソリューションセグメント、西日本ソリューションセグメントで想定よりも利益率の高い業務が受託でき、業績が堅調に推移していることに加え、今後の経営環境を総合的に勘案しても、引き続き注目です。 ・その他、オンライン英会話で最大手のレアジョブ<6096>、オンライン診療も手掛けるメドピア<6095>など、オンライン関連銘柄も注目となりそうです。 ◆直近IPO銘柄が物色対象に 新興市場では、2020年のIPO銘柄に対する個人投資家の物色意欲が旺盛のようです。サイバーセキュリティクラウド<4493>、関通<9326>など、初値に比べ株価が上昇している銘柄もあります。この様な市況の中でも堅調なIPO銘柄は何度も循環物色される傾向がありますので、利益確定タイミングで押しが入るタイミングを見計らいたいです。直近IPO銘柄の中でも引き続き注目の銘柄を取り上げます。 ・Macbee Planet<7095> データを活用したマーケティング分析サービスの提供を行っています。2019年4月期実績で売上高の98.4%を占めるアナリティクスコンサルティング事業では、データ解析プラットフォーム「ハニカム」を活用することで、複数のメディアにまたがって出稿しているWeb広告の一元管理を行っています。マーケティングテクノロジー事業ではWeb接客ツール「Robee」を展開しています。AI、ビッグデータといった人気の投資テーマに乗っていることもあり、堅調な値動きが続いています。 ・ビザスク<4490> ビジネス領域特化の日本最大級ナレッジシェアプラットフォーム「ビザスク」「ビザスクlite」の運営を展開しています。トヨタ自動車<7203>、パナソニック<6752>などにもサービス導入実績があります。同社は、4月14日の決算発表では、2020年2月期の営業利益が前期比2.8倍の0.71億円へ拡大しています。 ・その他、業務用施設を対象とした空調システム機器の開発などを手掛ける木村工機<6231>は高品質な空気環境へのニーズが高まる中で注目のIPO銘柄となっています。 (その他の代表的な『コロナショックの中でも、注目の新興銘柄』の銘柄リストは、『マネックス証券トレードステーションのHP コラム・レポートのページ』からダウンロードできます。) 次回も、このような形で、話題のニュースから読み解いたテーマとトレードステーションのツールについてお話しします。 ※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。 (フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子) 《CN》
関連銘柄 12件
2488 東証スタンダード
945
5/15 15:00
-20(%)
時価総額 5,685百万円
ソフトウエア開発やシステムの設計、構築、運用に加え、保守等のサービスを提供。ネットワークセキュリティ等も。内部脅威対策関連サービスは拡大。DX開発は売上伸長。大型案件が寄与。24.3期3Qは業績堅調。 記:2024/02/24
799
5/15 15:00
+64(%)
時価総額 4,253百万円
買取サイト運営会社。自社運営の買取サイトを通じて買い取った中古品をネットで販売。農機具リユース等も。ネット型リユース事業は堅調。個人向けリユース分野では商品の取扱量が増加。24.6期2Qは2桁増収。 記:2024/04/09
4490 東証グロース
818
5/15 15:00
+5(%)
時価総額 7,459百万円
国内最大級のスポットコンサルサイトを運営。21年に米国の同業コールマン社を買収して業容拡大。登録者数は62万人超。新規獲得などで国内事業会社向けプラットフォームは取扱高が堅調。24.2期3Qは増収。 記:2024/02/02
2,713
5/15 15:00
-88(%)
時価総額 25,510百万円
Webセキュリティサービス会社。サイバー攻撃を可視化、遮断する「攻撃遮断くん」が主力。富士ソフトと包括的業務提携。利用企業数の増加などで、23.12期通期は業績堅調。24.12期は増収増益を見込む。 記:2024/02/25
6095 東証プライム
618
5/15 15:00
-18(%)
時価総額 13,362百万円
医師や製薬会社、薬局向けのプラットフォームの運営を通じて、リサーチや人材サービス等のサービスを提供。薬局予約サービス「やくばと」中心に戦略的投資継続。24.9期1Qは増収増益。売上、利益ともに進捗順調。 記:2024/03/31
6096 東証スタンダード
685
5/15 15:00
-15(%)
時価総額 6,624百万円
オンライン英会話最大手。英語コーチング、法人向けリーダー研修等も。フィリピン人講師とのレッスンに特色。子ども・子育て支援事業は伸長。ALT派遣事業の開始などが寄与。24.3期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/04/15
6231 東証スタンダード
5,070
5/15 15:00
+30(%)
時価総額 19,514百万円
業務用ヒートポンプ空調機で高シェア。工業や商業施設、病院などの大規模建物向けに強み。メンテも。商業分野では熱回収外調機の導入が伸びる。増収効果等で24.3期3Q累計は収益伸長。通期業績予想を上方修正。 記:2024/04/14
1,345.5
5/15 15:00
-1(%)
時価総額 3,301,934百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
14,260
5/15 15:00
-550(%)
時価総額 46,231百万円
成果報酬型のデータ解析ツールやWeb接客ツールを通じて顧客の販促を支援。AI活用のLTV予測に強み。24.4期3Q累計は新規案件の受注堅調。前期買収会社もフルで上乗せ。通期大幅増収増益を計画。記念配予定。 記:2024/04/10
7203 東証プライム
3,408
5/15 15:00
+19(%)
時価総額 55,601,476百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7317 東証グロース
739
5/15 15:00
+23(%)
時価総額 15,621百万円
血圧計腕帯や自動車安全装置縫合システムを展開。各種工業用ミシン製造や縫製品製造OEMに加え、カーシート、エアバッグなど縫製品の製造も事業領域。全セグメント好調や円安恩恵もあり、3Q累計は増収・利益急伸。 記:2024/03/23
9326 東証グロース
475
5/15 15:00
-3(%)
時価総額 4,878百万円
EC・通販事業者の配送業務や受注管理業務を代行。倉庫管理システムの提供も。24.3期3Q累計はEC客のセールが好調で売上増。だが人件費増が利益の重石に。通期では営業増益を見込む。出版社向け物流事業を譲受。 記:2024/02/07