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ビーネックス Research Memo(6):IT・ソフト領域は採用・育成強化、2022年6月期売上高250億円へ

2020/4/13 15:06 FISCO
*15:06JST ビーネックス Research Memo(6):IT・ソフト領域は採用・育成強化、2022年6月期売上高250億円へ ■中期成長戦略 3. 成長ドライバーはIT・ソフト領域 ビーネックスグループ<2154>の強みは、前述したように、技術者起点の発想で技術者に寄り添ってスキルアップをサポートするという考え方と、そのためのプラットフォームである「EVモデル」にある。前中期経営計画の成長率を大きく押し上げた要因は、もちろんこうした強みが発揮されたという面も大きいが、新たにIT・ソフト領域を同社の技術系領域に組み込んだこと自体が主因と言える。自動車部品の組込制御ソフトなど顧客企業のIT・ソフトに対するニーズが強まるなか、そうした領域にフォーカスしたことで、4年という短い期間でIT・ソフト領域の売上高をゼロから約100億円の規模にまで拡大することができたのである。 このように同社の成長をけん引したIT・ソフト領域だが、実は従来のような業種ごとに景況感や技術者の需給を分析するアプローチがそぐわなくなっている。というのも、製造業の事業モデルの進化やIoT、5GなどIT・ソフト領域の技術そのものの発展に伴い、IT・ソフト領域の技術が産業界全般において要素技術やインフラ技術になってきたためである。つまり、技術系領域の派遣ニーズが、従来の単なる業種軸から、業種軸にIT・ソフトという業種横断的な軸を加えた2軸構造となってきたのである。つまり、ITを理解している各業種の技術者または業種を理解したIT技術者に対するニーズが強まっているのである。それは、自動車や機械などメーカーに限らず、小売業やサービス業でも同様の傾向にあると考えられる。 同社はこうした状況に対し、IT・ソフト領域の更なる強化を図っている。2019年11月にITエンジニア派遣のアクシス・クリエイトやITエンジニア育成のアクシスヒューマンデベロップメントなどを子会社化したのもその一環である。また、ある意味マルチな技術者を育成しなければならなくなったが、そうした人材を育成するのに最適な同社の技術者への考え方や「EVモデル」は、社名変更とともにより高度化されている。さらに採用やM&Aにより、技術系領域の技術者数を2019年6月期末の6,273人から、2022年6月期末には10,000人超へと増強する計画である。こうした積極策により、2022年6月期のIT・ソフト領域の売上高を、2019年6月期の約2.5倍となる約250億円に引き上げることを同社は目指している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《ST》
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21年4月に人材サービスの夢真HDとビーネックスGが統合して発足。海外展開も。24.6期上期は開発領域や建設領域の技術者派遣が堅調。雇用調整助成金の剥落影響をこなして増収増益に。通期最高業績・増配を計画。 記:2024/02/15