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Jオイル Research Memo(2):「おいしさデザイン(R)」することで新たな高付加価値品を創出

2019/12/12 15:22 FISCO
*15:22JST Jオイル Research Memo(2):「おいしさデザイン(R)」することで新たな高付加価値品を創出 ■会社概要 1. 会社概要 J-オイルミルズ<2613>は、ホーネンコーポレーション、味の素製油、吉原製油の3社が統合して設立された油脂メーカー大手である。油脂事業(油脂・ミール)を基盤に、マーガリンや粉末油脂といった油脂加工品事業、スターチやケミカルといった食品・ファイン事業などを展開している。味の素<2802>グループの1社だが、出自の異なる3社がそれぞれに培ってきた長い歴史に裏打ちされたノウハウ・技術が大きな強みとなっている。現在、そうしたノウハウ・技術をもとに第五期中期経営計画を策定、成長戦略と構造改革を推進している。生産や物流などの効率化を進める一方、将来にわたって「おいしさをデザインする」ことで新たな高付加価値品を創出し、遅れていた海外事業の展開も図っていく考えである。 2. 沿革 1922年に鈴木商店製油部をもとに豊年製油(株)が設立され、1934年に個人商店を改組し(株)吉原定次郎商店が設立、1999年には味の素の横浜工場を中心に味の素製油が設立された。2002年にホーネンコーポレーションと味の素製油が経営統合して持株会社(株)豊年味の素製油が誕生、2003年には吉原製油が合流して現在の社名となった。さらに2004年、ホーネンコーポレーション、味の素製油、吉原製油の3事業会社と日本大豆製油(株)が統合、形態も現在のものへと移行した。 1990年代〜2000年代は小売業や商社が大型化した時期であるが、これに対応するように同業の日清オイリオグループも、2002年に日清製油(株)、リノール油脂(株)、ニッコー製油(株)の3社統合により設立された。両社の経営統合により、油脂メーカーも2強の時代となった。統合後は、製油以外の事業を再編して事業基盤を再構築することで、ブランドから原料調達に至るまで様々なコスト削減に取り組んだ。成長戦略としては、2007年にマーガリンなど製菓・製パン材料の強化を目的に豊年リーバ(株)を100%子会社化、不二製油(株)(不二製油グループ本社<2607>子会社)と業務提携を結んで業務用製品の生産や原料調達などを強化した。遅れていた海外展開では、2014年に豊田通商<8015>と合弁でタイにToyotaTsusho(Thailand)Co.,Ltd.及びMHCB Consulting(Thailand)Co.,Ltd.との合弁会社J-OILMILLS(THAILAND)Co.,Ltdを設立した。現在は第五期中期経営計画を策定し、より積極的な成長戦略を展開している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《YM》
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