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DDHD Research Memo(8):厳しい業界環境が続くなか、業界再編(M&A)の動きにも注目が集まる

2019/12/6 15:28 FISCO
*15:28JST DDHD Research Memo(8):厳しい業界環境が続くなか、業界再編(M&A)の動きにも注目が集まる ■業界環境 (一社)日本フードサービス協会の調査によると、DDホールディングス<3073>が属する「パブ/居酒屋」は、個人消費の伸び悩みやちょい呑みブーム、若者のアルコール離れの影響等により縮小傾向(10年連続の前年割れ)が続いている。特に、特徴を打ち出しにくい総合居酒屋の苦戦が目立つ。一方、専門業態の中には善戦しているところもあり、総合業態から専門業態への転換を図る動きもみられる。また、業界共通の課題として、市場縮小への対応はもちろん、人手不足やそれに伴う人件費及び採用費の拡大が深刻なボトルネックとなっている。加えて、2018年の酒税法改正に伴うビール等の仕入額の上昇や食材費の高騰、家賃の上昇などもみられ、外部環境は厳しい状況が続くものと考えられる。一方、海外においては、2013年に「日本人の伝統的な食文化」としてユネスコ無形文化遺産(世界遺産)に指定されたことなどをきっかけとして、空前の和食ブームが続いており、そこは明るい材料と言えるだろう。 業界構造は、比較的参入障壁が低い上に、消費者の景況感や嗜好変化の影響を受けやすいことから、常に新陳代謝の激しい状況にあると言える。最近では、市場の縮小や人手不足などを背景として2極化の動きが顕著となっており、資本力のある企業を中心として業界再編が進む可能性にも注目が集まっている。したがって、M&Aの活用などにより規模の利益を追求するか、異業種との連携を含めて新たな市場(事業モデル)を創り出すか、大きくいずれかの選択が成功のカギを握るものと考えられる。同業他社には、同社と同様に多業態を運営するクリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>やコロワイド<7616>のほか、個性的な専門業態を運営するSFPホールディングス<3198>、鳥貴族<3193>、串カツ田中ホールディングス<3547>などが挙げられる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《ST》
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飲食店運営会社。居酒屋やカフェ、レストラン等の業態やビリヤード、ダーツ、カラオケ店等も運営。グループ店舗数は334店舗。人流回復で飲食・アミューズメント事業は売上堅調。24.2期3Qは営業黒字転換。 記:2024/01/17
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料金均一の居酒屋チェーン「鳥貴族」を運営。国産チキンバーガー専門店「TORIKIBURGER」、やきとり大吉なども。グループ店舗数は1138店舗。24.7期2Qは大幅増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/04/13
3198 東証プライム
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居酒屋チェーン。鮮魚や活貝がメインの「磯丸水産」や鶏料理をメインとする「鳥良商店」などの業態を展開。低投資業態の開発・出店を継続。磯丸事業部門は大幅増収。増収効果などで24.2期3Qは営業黒字転換。 記:2024/03/05
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串カツ専門店を直営・FCで全国展開。新業態の「鳥玉」「焼肉くるとん」を育成へ。24.11期は価格改定効果の通期化。新規出店はFCを含め38店舗を予定。営業最高益を計画。5月にサブスク宅配サービスを開始へ。 記:2024/03/12
7616 東証プライム
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大手外食チェーン。子会社にアトム、カッパ・クリエイト、コロワイド、大戸屋、レインズ。居酒屋やレストランなど39ブランドを展開。配送センター集約で物流24年問題対応を加速。積極出展効果で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/10