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DDHD Research Memo(7):2020年2月期の利益予想を増額修正。過去最高益を更新する見通し

2019/12/6 15:27 FISCO
*15:27JST DDHD Research Memo(7):2020年2月期の利益予想を増額修正。過去最高益を更新する見通し ■業績見通し 2020年2月期の連結業績予想についてDDホールディングス<3073>は、上期業績等を踏まえ、利益予想の増額修正を行った(売上高予想は据え置き)。修正後の業績予想として、売上高を前期比13.3%増の57,730百万円、営業利益を同37.1%増の2,900百万円(修正幅+560百万円)、経常利益を同29.9%増の2,900百万円(修正幅+550百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益を同16.0%増の1,260百万円(修正幅+90百万円)と4期連続の増収増益(親会社株主に帰属する当期純利益)を目論むとともに、各段階利益において過去最高益を更新する見通しである。 売上高は、上期に引き続き、エスエルディーの連結効果や前期出店分(19店舗)の通年寄与、新規出店26店舗(国内25、海外1)、既存店売上高の伸びが増収要因となる。ただ、台風等の天候不良による影響のほか、消費増税による消費動向の変化(特に、年末商戦の動向への影響等)などを勘案し、売上高予想については一旦据え置く格好となった。 一方、利益面では、新規出店費用の増加などが見込まれるものの、増収効果や収益性の改善に向けた施策等により大幅な増益を実現する想定である。特に、利益予想を増額修正したのは、グループシナジー創出や既存店売上高の伸びにより売上原価率の低減や販管費の抑制が想定よりも進んだことが理由であり、その結果、営業利益率も5.0%(前期は4.1%)に改善する見通しである。 弊社では、上期業績の進捗に加え、外部要因による不確実性(ダウンサイドリスク)についても保守的に織り込んでいることなどを勘案すれば、業績予想の達成は十分に可能であるとみている。一方、最大の注目点は、高収益体質への転換に向けた道筋にある。すなわち、2020年2月期は中期経営計画における「検証フェーズ」として位置付けられていることから、今後の利益率向上に向けた各施策(低収益店舗の改善やグループシナジーの追求、ウェディング事業の黒字化など)がどのようなペースでどのくらいの効果を生み出すのか、具体的なフィービジリティ(実行可能性)を何らかの実績で示すことが重要なテーマと言えるだろう。その意味でも、今回の売上原価率の低減は大きな前進と言えるが、更なる改善に向けた取り組みをフォローする必要がある。さらには、海外飲食事業の切り札として注目される海外独自ブランドの国内逆輸入(日本展開)についても、まずは第1号店の動向に注目したい。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《ST》
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