マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/24 6:41:48
15,180,123
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

マザーズ市場の投資戦略vol.1 ~足元のマザーズ市場動向と決算を控えた個別企業の注目ポイント~

2019/8/5 15:45 FISCO
*15:45JST マザーズ市場の投資戦略vol.1 ~足元のマザーズ市場動向と決算を控えた個別企業の注目ポイント~ 以下は、2019年7月17日にYouTubeチャンネル「FiscoTV」で配信された「マザーズ市場動向2019」である。フィスコマーケットレポーターの橋本 真依氏とフィスコの株式アナリストである雲宮 祥士氏が、対談形式でマザーズ市場の投資戦略について解説している。全4回に分けて配信する。 橋本:こんにちは、フィスコマーケットレポーターの橋本 真依です。今年もあっという間に半分が過ぎました。今回は、足元のマザーズ指数の動向を確認した後、マザーズ市場の注目銘柄と8月決算で注目すべきポイントについて、フィスコの株式アナリストである雲宮 祥士さんに解説頂きます。雲宮さん、よろしくお願いします。 雲宮:はい、よろしくお願いします。足元の東京株式市場では、アメリカと中国との通商対話を巡るニュースフローに大きく振らされる展開が続いております。世界的な景気減速懸念や、各国の企業業績拡大に対して不安視する声が増えつつあるなか、近い将来の市場第一部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場とされるマザーズ市場が、直近どのような状況なのかを見ていきましょう。 昨年末から今年前半にかけての日経平均とマザーズ指数の推移を見てみると、昨年12月末から今年6月末にかけて、日経平均が+6.3%であったのに対し、マザーズ指数は+10.1%となり、日経平均に対してマザーズ指数がアウトパフォームした格好となりました。 橋本:そうなんですね。この間に、マザーズ市場では目立った動きなどはあったのでしょうか。 雲宮:マザーズ指数単体のチャートを見ると、マザーズ指数自体は6月末にかけて概ねレンジ推移となっておりますが、その出来高はというとやや減少傾向にあるとみられます。これは、日本企業のファンダメンタルに対する警戒感から、投資家の選別色がマザーズ市場で強まっていることが一つの要因であると考えられます。次に、6月末時点のマザーズ市場の時価総額トップ10の銘柄を見てみましょう。 ■マザーズ市場 時価総額上位銘柄(2019年6月末時点) 1位 メルカリ<4385> 2位 そーせいグループ<4565> 3位 サンバイオ<4592> 4位 PKSHA Technology<3993> 5位 Sansan<4443> 6位 ミクシィ<2121> 7位 ティーケーピー<3479> 8位 HEROZ<4382> 9位 ラクス<3923> 10位 弁護士ドットコム<6027> 橋本:メルカリやそーせいグループが時価総額を大きく伸ばしているほか、6月に上場して話題を集めた名刺管理アプリのSansanなども7月末にマザーズ指数への組み入れを控えるなかで、さっそく時価総額上位に入ってきておりますね。 雲宮:はい、今年前半に時価総額を大きく伸ばしている銘柄の共通点としては、足元で増益基調の銘柄もしくは、現状赤字でも市場コンセンサスにおける黒字化見込み時期が今・来期と目前に控えている銘柄であることが特徴的であることがわかるかと思います。 一方で、サンバイオやミクシィなど、黒字化の見込み時期がまだまだ先であったり、減益基調の銘柄は売りが優勢になりがちであったといえます。元来、マザーズ上場企業には「高い成長可能性」が求められる分、時価総額上位の銘柄にも現状は赤字である銘柄が多いです。 しかし、昨今日本企業のファンダメンタルに対して、必ずしも楽観視できる状況ではないなか、投資家さんは「成長の可能性」だけではなく、しっかりと業績拡大・改善が確認できる、業績が良くなる見通しの立っている銘柄を慎重に選ぶような地合いになってきているのではないかと思います。 —「マザーズ市場の投資戦略vol.2 ~足元のマザーズ市場動向と決算を控えた個別企業の注目ポイント~に続く」— 《HH》
関連銘柄 10件
2121 東証プライム
2,802
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 219,203百万円
スマートデバイス向けゲーム「モンスターストライク」などのデジタルエンターテインメント事業が主力。スポーツ事業、家族向け写真・動画共有アプリ等も。モンスターストライクは利用拡大、収益基盤の強化に取り組む。 記:2024/10/06
3479 東証グロース
1,253
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 53,097百万円
貸会議室事業が主力。リゾートホテルやビジネスホテル等のホテル・宿泊研修事業等も手掛ける。運営する貸会議室は230施設超。顧客基盤は3万社超。高いリピート率が強み。貸会議室事業では引き続き新規出店等を推進。 記:2024/06/03
3923 東証プライム
2,043
11/22 15:30
+79(%)
時価総額 370,224百万円
経費精算システム「楽楽精算」が主力。電子請求書発行システム「楽楽明細」やクラウド型販売管理システム「楽楽販売」などのほか、IT人材事業も展開。楽楽精算は累計導入社数が1.7万社超。成長投資を継続。 記:2024/08/23
3,490
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 111,499百万円
AIソリューションの開発等を行うAI Research&Solution事業、自動応答エンジン「PKSHA Chatbot」等のAI SaaS事業を展開。AI SaaSプロダクトの顧客数は2900社超。 記:2024/10/07
4382 東証スタンダード
1,001
11/22 15:30
-9(%)
時価総額 15,041百万円
AI関連ソリューションの提供、SaaS導入支援、将棋ウォーズ等のAI/DX事業、AI Security事業を手掛ける。リカーリング売上比率は6割超。「HEROZ ASK」など新規プロダクトに先行投資。 記:2024/10/25
4385 東証プライム
2,097.5
11/22 15:30
+29.5(%)
時価総額 344,051百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4443 東証プライム
2,016
11/22 15:30
+47(%)
時価総額 254,238百万円
営業DXサービス「Sansan」、インボイス管理サービス「Bill One」等を手掛ける。Sansanは契約件数が9400件超。Bill Oneの有料契約件数は2600件超。Bill Oneは高成長続く。 記:2024/06/07
4565 東証プライム
1,132
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 101,770百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。24年4月に「そーせい」から社名変更。契約一時金及びマイルストン収入が伸びる。新薬の販売も好調。 記:2024/06/10
4592 東証グロース
965
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 66,227百万円
再生細胞医薬品の開発・製造・販売を行う。中枢神経系疾患が主な対象。細胞治療薬「SB623」が主要開発品。ヒト体性幹細胞加工製品「アクーゴ脳内移植用注」は日本における条件及び期限付き製造販売承認を取得。 記:2024/10/11
6027 東証グロース
2,731
11/22 15:30
+92(%)
時価総額 61,707百万円
法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」、税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」を運営。クラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」等も。クラウドサインでは大企業を中心に顧客獲得の強化を図る。 記:2024/08/05