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フリービット Research Memo(4):モバイル事業とヘルステック事業の収益性向上、当期純利益で黒字化達成

2019/7/10 15:14 FISCO
*15:14JST フリービット Research Memo(4):モバイル事業とヘルステック事業の収益性向上、当期純利益で黒字化達成 ■業績動向 1. 2019年4月期通期の業績概要 フリービット<3843>の2019年4月期通期連結業績は、売上高が前期比30.3%増の50,365百万円、営業利益が同61.1%増の2,981百万円、経常利益が同80.1%増の2,569百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が279百万円(前期は567百万円の損失)となり、大幅な増収増益となった。売上高では6期連続の増収、営業利益は過去最高益となる。 売上高に関しては、マンションインターネット等が好調のブロードバンド事業(前期比35.5%増)、急成長するヘルステック事業(同82.9%増)およびエドテック事業の開始(売上高4,776百万円計上)により大幅な増収となった。中期経営計画「SiLK VISION 2020」の最終年度の売上高目標50,000百万円を1年前倒しで達成した形だ。 営業利益に関しては、マンションインターネット(ブロードバンド事業)の粗利増加(前期比1,202百万円増)、ヘルステック事業の拡大に伴う収益性向上(前期比417百万円増)、モバイル事業の利益率改善(前期比391百万円増)などが寄与し、大幅増益を達成した。なお、エドテック事業は買収前から黒字の企業だが、買収後も営業利益ベースで281百万円の利益貢献をしている。 経常利益は、営業利益の増益(前期比1,130百万円増)などにより大幅増益。親会社株主に帰属する当期純利益は経常利益増(前期比1,143百万円増)、減損損失の減少(189百万円)などの影響で黒字に転じた。 2019年4月期はアルク連結により資産規模拡大。現預金150億円以上保有しM&Aにも機動的に対応できる体制 2. 財務状況と経営指標 2019年4月期末の総資産は前期末比8,367百万円増の39,164百万円となった。大幅に資産規模が拡大した理由の一つは、2018年9月28日に全株式を取得したアルクのBSが連結されたためである。うち流動資産は5,544百万円増であり、主な増加は受取手形及び売掛金の3,207百万円増および現金及び預金の1,802百万円増などである。固定資産は2,822百万円増であり、無形固定資産の1,366百万円増などが主な要因である。現金及び預金の残高は15,458百万円と潤沢であり、M&Aなどにも機動的に対応できるように備えている。 負債は前期末比7,733百万円増の27,855百万円となった。うち流動負債は3,482百万円増であり、未払金の1,107百万円増などが要因である。固定負債は4,251百万円増であり、長期借入金2,343百万円増などが要因である。 安全性に関する経営指標(2019年4月期末)では、流動比率は199.2%、自己資本比率は23.0%となっており、財務の安全性を維持している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《ST》
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インターネットインフラを展開。マンションでのインターネットサービスやトーンモバイルなどを手掛け、大規模システム運用に強み。5Gインフラ支援や5G生活様式支援に注力。全セグメント好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/03/28