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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株主導でリバウンドを試す展開~

2024/12/24 8:54 FISCO
*08:54JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株主導でリバウンドを試す展開~ 24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■ハイテク株主導でリバウンドを試す展開 ■しまむら、3Q営業利益 2.0%増 465億円 ■前場の注目材料:ホンダ、日産自動車と統合へ協議、来年6月めど最終合意 ■ハイテク株主導でリバウンドを試す展開 24日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだが、押し目買い意欲の強さは意識されそうだ。23日の米国市場はNYダウが66ドル高、ナスダックは192ポイント高だった。11月の米消費者信頼感指数が予想を下回ったことが重荷となった。米連邦準備理事会(FRB)の速いペースでの利下げ期待の後退による長期金利の上昇も警戒されるなか、NYダウは下落する場面もあった。ただし、ハイテク株への物色が強まるなか、終盤にかけて相場全体を押し上げる形となった。シカゴ日経225先物(3月)清算値は大阪比115円高の39305円。円相場は1ドル157円10銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買いが先行しそうだ。NYダウは自律反発の域は脱していないものの、エヌビディアやブロードコムなど半導体株の一角が買われ、半導体SOX指数の上昇率は3%を超えており、指数インパクトの大きい値がさ株が相場をけん引することが期待されよう。 日経225先物はナイトセッションで一時38870円まで売られ、25日線を割り込む場面もみられたが、下ヒゲを残す形で切り返している。節目の39000円を下回る局面では押し目買い意欲の強さが窺えるなか、ハイテク株主導でリバウンドを試す展開が意識されそうだ。もっとも、米国でもクリスマスの祝日を控えて商いは細っている。市場参加者が限られるなか、先物主導で大きく振らされやすい状況であることは意識しておきたい。いったん動きが鈍るようだと売り仕掛け的な動きが入りやすいが、その後の買い戻しを想定した押し目を狙いたいところである。 日経平均株価は25日線が支持線として意識されやすいなか、ボリンジャーバンドの+1σが位置する39400円辺りを狙った展開が期待される。アドバンテスト<6857>など値がさハイテク株にらみの展開になるだろうが、底堅さがみられるようだと、センチメントを明るくさせそうだ。 物色は米国市場の流れから値がさハイテク株の買い戻しを狙った動きが意識されやすいほか、市場参加者が限られることで、個人主体の中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きになりそうである。個別に材料のある銘柄のほか、ビットコインなどのテーマ性のある銘柄での値幅取り狙いの動きは活発だろう。年末高への期待感が高まってくる可能性もある。 ■しまむら、3Q営業利益 2.0%増 465億円 しまむら<8227>が発表した2025年2月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比3.8%増の4978億300万円、営業利益は同2.0%増の465億5900万円だった。主力のしまむら事業で自社ブランドやサプライヤーとの共同開発ブランドの品ぞろえを拡充させた。25年2月期業績は、売上高が前期比3.9%増の6596億2200万円、営業利益は同1.9%増の563億6200万円とする期首計画を据え置いている。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(39161.34、+459.44) ・NYダウは上昇(42906.95、+66.69) ・ナスダック総合指数は上昇(19764.88、+192.29) ・1ドル=157.10-20円 ・シカゴ日経先物は上昇(39305、+115) ・SOX指数は上昇(5118.75、+153.84) ・VIX指数は低下(16.78、-1.58) ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・ ホンダ<7267>日産自動車と統合へ協議、来年6月めど最終合意 ・ アルプスアルパイン<6770>「磁気センサー」感度10倍、量産に150億円投資 ・ 大林組<1802>社長に佐藤俊美氏、海外など事業領域拡大へ ・ 豊田自動織機<6201>フォーク国内出荷再開、ディーゼル式皮切りに ・ JR九州<9142>日韓高速船から撤退、運行再開せず清算 ・ 日本郵政<6178>日本郵便が提訴、ヤマトに120億円、損害賠償請求、配送委託見直しで ・ デンソー<6902>全世界で生成AI駆使、30年までに構築 ・ ホンダ<7267>広東省のNEV工場稼働、年産12万台、物流要員ゼロ化 ・ 住友ゴム<5110>氷上試験に冷却装置、冬タイヤ開発期間2倍 ・ JFE<5411>JFEエンジニアリング社長・福田一美氏、成長投資に1000億円超 ・ DMG森精機<6141>スウェーデン社と高速主軸の軸受開発 ・ 日揮HD<1963>競技場の廃食油をSAFに、鹿島アントラーズと相互協力 ・ ジェイテクト<6473>独イキータにベアリング欧州事業を譲渡 ・ フジテック<6406>国内エレベーター刷新、浸水リスクを低減 ・ 東京センチュリー<8439>システム最新化の費用課題解決を支援、富士通と ・ ミネベアミツミ<6479>グループのミツミ電機、予備電源用IC参入、月産100万個 ・ 住友精化<4008>半導体向けガス増産へ、来春千葉で1.5倍 ・ 東邦瓦斯<9533>JERAと、知多火力発電建設で合意書締結 ・ INPEX<1605>新潟でブルー水素製造、基本設計の準備開始 ・ 東邦亜鉛<5707>75億円調達、財務基盤改善で再生へ ・ 日本郵船<9101>ENEOSHDと、環境価値付き船舶燃料供給 ・ 帝人<3401>スペイン在宅医療サービス会社株売却 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(10月30・31日分) <海外> ・09:30 豪準備銀行12月理事会議事要旨 《ST》
関連銘柄 23件
1605 東証プライム
1,988
12/25 15:30
+16(%)
時価総額 2,503,162百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
1802 東証プライム
2,060
12/25 15:30
+10(%)
時価総額 1,486,311百万円
1892年創業の大手ゼネコン。国内建設事業を中心に、海外建設事業、エンジニアリング事業等を展開。東京スカイツリーなどで施工実績。グループ社数は140社超。建設バリューチェーンの強化などに取り組む。 記:2024/08/09
1963 東証プライム
1,257.5
12/25 15:30
-13(%)
時価総額 326,471百万円
日揮、日揮グローバルなどを傘下に収める持株会社。独立系。総合エンジニアリング業界で国内トップ。LNGプラント建設に強み。機能材製造事業も展開。配当性向30%目途。機能材製造事業では機能性塗料材の拡販図る。 記:2024/08/05
3401 東証プライム
1,300
12/25 15:30
-5(%)
時価総額 257,340百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
4008 東証プライム
4,635
12/25 15:30
+25(%)
時価総額 64,830百万円
吸水性樹脂を主力とする化学メーカー。水溶性ポリマーやエマルジョンなどの製造・販売を行う機能マテリアル、化学品の製造受託等も。海外売上比率は7割超。吸水性樹脂事業では新製品開発、製品の付加価値化に取り組む。 記:2024/10/07
5110 東証プライム
1,785.5
12/25 15:30
+15.5(%)
時価総額 469,663百万円
1909年創業の大手タイヤメーカー。兵庫県神戸市に本社。「DUNLOP」ブランドなどを展開。ゴルフクラブ等のスポーツ用品、制振ダンパー等の産業品も手掛ける。高機能商品の開発・増販等で競争力の強化を図る。 記:2024/10/14
5411 東証プライム
1,714
12/25 15:30
+12(%)
時価総額 1,095,997百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
5707 東証プライム
535
12/25 15:30
+1(%)
時価総額 7,269百万円
1937年創業の非鉄金属メーカー。鉛で国内トップシェア。亜鉛は国内シェア3位。環境・リサイクル事業、電子部材・機能材料事業、資源事業等も。鉛事業ではリサイクル原料比率の引き上げによる生産増強を図る。 記:2024/07/26
6141 東証プライム
2,501.5
12/25 15:30
+20(%)
時価総額 355,103百万円
工作機械メーカー大手。5軸・複合加工機やターニングセンタ、マシニングセンタ、超音波加工機等を手掛ける。海外売上高比率が高い。機械1台当たりの受注単価は上昇。民間航空機や宇宙、メディカル向け等が需要好調。 記:2024/06/28
6178 東証プライム
1,490
12/25 15:30
-11(%)
時価総額 5,614,126百万円
日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険を傘下に収める日本郵政グループの持株会社。約2万4千局の郵便局ネットワークを持つ。郵便・物流事業、不動産事業に資源を積極投入。アジア中心にロジスティクス事業を強化。 記:2024/10/04
6201 東証プライム
12,295
12/25 15:30
+485(%)
時価総額 4,006,215百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1926年設立のトヨタグループの母体。フォークリフト、カーエアコン用コンプレッサーで世界トップシェア。ソリューション事業では庫内物流システムのラインナップ拡充などに取り組む。 記:2024/11/09
6406 東証プライム
6,095
12/25 15:30
-67(%)
時価総額 480,896百万円
エレベーター・エスカレーターなど空間移動システムの専業メーカー。1948年設立。業界に先駆けて海外進出。海外売上比率は6割超。一貫体制が強み。グローバル生産・調達体制推進。新設事業の拡大などに注力。 記:2024/10/10
6473 東証プライム
1,137.5
12/25 15:30
+2.5(%)
時価総額 390,488百万円
トヨタグループのベアリング大手。産機・軸受事業が柱。自動車部品や工作機械、FAシステム等も。パワーステアリング、円筒研削盤で世界トップシェア。工作機械・システム事業では円筒研削盤のラインアップ拡充図る。 記:2024/07/02
6479 東証プライム
2,533
12/25 15:30
+8(%)
時価総額 1,081,796百万円
ミネベア、ミツミ電機の経営統合で誕生した総合精密部品メーカー。ミニチュアボールベアリングなどで世界トップシェア。超精密機械加工技術が強み。配当性向は20%程度目処。高付加価値製品の拡販などに注力。 記:2024/08/06
6770 東証プライム
1,587
12/25 15:30
+8.5(%)
時価総額 347,999百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。コンポーネント事業はモバイル市場向け製品等の需要が増加。 記:2024/11/26
6857 東証プライム
8,985
12/25 15:30
+50(%)
時価総額 6,883,777百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6902 東証プライム
2,094
12/25 15:30
+13.5(%)
時価総額 6,599,827百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
7267 東証プライム
1,444.5
12/25 15:30
+12(%)
時価総額 7,626,960百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
8227 東証プライム
8,896
12/25 15:30
-49(%)
時価総額 656,765百万円
総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」を運営。低価格の衣料に強み。若者向け業態「アベイル」、ベビー業態「バースデイ」等も展開。アベイルはアウター衣料の品揃えを拡充。27.2期営業利益660億円目標。 記:2024/10/24
8439 東証プライム
1,598.5
12/25 15:30
+15(%)
時価総額 786,643百万円
大手リース会社。情報通信機器に強み。不動産ファイナンス、売掛債権流動化等も。伊藤忠商事の持分法適用関連会社。ニッポンレンタカーサービスを傘下に持つ。使用済みEV電池を用いた蓄電池システムの実証試験を開始。 記:2024/07/04
9101 東証プライム
5,176
12/25 15:30
+56(%)
時価総額 2,386,136百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9142 東証プライム
3,815
12/25 15:30
-22(%)
時価総額 600,107百万円
九州最大の鉄道会社。運輸サービスが主力。不動産賃貸業やホテル業、小売業、飲食業、建設業など多角化。不動産・ホテルグループは堅調。ホテルは稼働率上昇。流通・外食グループも伸長。運賃値上げも寄与へ。 記:2024/09/23
9533 東証プライム
4,143
12/25 15:30
-7(%)
時価総額 436,076百万円
都市ガスの製造、供給、販売が主力。業界3位。1922年創立。愛知県、岐阜県、三重県の3県中心に事業展開。電気供給事業、ガス機器販売等も。顧客数は約300万件。再生可能エネルギー電源の拡大等に取り組む。 記:2024/10/29