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前場に注目すべき3つのポイント~急落も売り一巡後は押し目狙いの買いが入りやすい~

2024/12/19 9:00 FISCO
*09:00JST 前場に注目すべき3つのポイント~急落も売り一巡後は押し目狙いの買いが入りやすい~ 19日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■急落も売り一巡後は押し目狙いの買いが入りやすい ■岡野バル、24/11上方修正 営業利益 11.85億円←8.80億円 ■前場の注目材料:日産自、ホンダと統合協議、持ち株会社設立、三菱自の合流視野 ■急落も売り一巡後は押し目狙いの買いが入りやすい 19日の日本株市場は、ギャップダウンから始まることになる。18日の米国市場はNYダウが1123ドル安、ナスダックは716ポイント安だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え様子見気配が強まる中、寄り付き後はまちまち。主力株の一部に買いが入る場面もみられた。ただし、FOMCでは予想通り主要政策金利が0.25%引き下げられたが、25年の利下げ予想が従来予想から減少したことが失望され急落。引けにかけて下落幅を広げた。シカゴ日経225先物(3月)清算値は大阪比740円安の38460円。円相場は1ドル154円70銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、ギャップダウンから始まりそうだ。米国ではNYダウが10営業日続落で下げ幅は2022年9月以来の大きさだった。前日までの下げで来年の利下げ予想が少なくなることを織り込む動きをみせていたが、前回予想から半減したことがネガティブとなり、幅広い銘柄に売りが広がる形となった。この影響から東京市場においても全面安商状になりやすく、朝方はインデックスに絡んだ売りが集中することで、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均型を押し下げる形になりそうだ。 日経225先物はナイトセッションで一時38370円まで売られ、一気に75日、200日線水準まで急落した。寄り付き後は39400円辺りでの底堅い値動きをみせていたが、FOMCの結果判明後に急落する形であった。ただし、200日線水準まで一気に下げてきたことで、売り一巡後は押し目狙いの買いも入りやすいと考えられる。インデックスに絡んだ商いが集中することで下へのバイアスが強まる一方で、イレギュラー的な下げになるとみられ、大きく下押したところでは冷静に対応したいところである。 前場は日銀の金融政策決定会合の結果待ちから不安定な状況が続くことになろうが、日米の中銀イベントが通過した後は、トランプ次期政権による政策期待も高まりやすいと考えられ、アク抜けを意識しておきたい。また、米VIX指数は急伸し、8月以来の水準まで上昇した。リスク後退にはなるものの、一気にボリンジャーバンドの+3σを大きく上抜ける上昇だったこともあり、いずれ修正の動きが入るだろう。 ■岡野バル、24/11上方修正 営業利益 11.85億円←8.80億円 岡野バル<6492>は2024年11月期業績予想の修正を発表。売上高は75.06億円から81.69億円、営業利益を8.80億円から11.85億円に上方修正した。原子力発電所の特定重大事故等対処施設用の販売や、再稼働に向けたメンテナンス工事および部品等の追加案件の増加など原子力関連の売上が増加。また、火力発電所向けの販売も好調であったことから、全体の売上高は当初の予想を上回る見込み。 ■前場の注目材料 ・1ドル=154.70-80円 ・米原油先物は上昇(70.02、+0.37) ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・日産自<7201>ホンダと統合協議、持ち株会社設立、三菱自の合流視野 ・三菱重<7011>社長に伊藤氏、エネ・防衛で成長戦略 ・NTT<9432>通信大手8社、被災通信網を早期復旧、協力拡充、給油拠点・敷設船共用 ・三井化学<4183>石化関連の脱炭素推進、3社連携の詳細検討 ・住友商事<8053>豪で大規模住宅開発参画、現地不動産と合弁会社出資へ ・住友化学<4005>PPコンパウンド2社を中国社に売却 ・ispace<9348>月面着陸船2度目の挑戦へ、来月中旬打ち上げ ・ホンダ<7267>栃木に新工場、FCシステム年3万基 ・スズキ<7269>4輪、インドで200万台超え、1国生産で初 ・電業社機械製作所<6365>水処理用エネ回収装置を開発、消費電力4割減 ・日立建機<6305>5トンクラス電動ショベルを国内初受注 ・山善<8051>競合と共同配送、業界の物流効率化 ・井関農機<6310>スマート農業支援、柔軟な施肥で環境負荷軽減、システム・ドローン ・SWCC<5805>CEO社長・長谷川隆代氏、エネ・インフラ事業堅調 ・イビデン<4062>26年3月期設備投資1000億円、AI用ICパッケージ増産 ・FDK<6955>東南アでニッケル水素電池、インド車載向け ・ニデック<6594>社長最高経営責任者・岸田光哉氏、水冷モジュールが好調 ・リコー<7752>生成AI基盤提供、米社と販売契約 ・大東建託<1878>「買取リノベ再販」米市場開拓へ、ロサンゼルスで第1号 ・INPEX<1605>新潟でe-メタン実証運転開始 ・出光興産<5019>バナジウム事業強化、豪ヴェッコへの出資過半に引き上げ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(最終日) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 22件
1605 東証プライム
1,933.5
12/19 15:30
-6.5(%)
時価総額 2,434,539百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
1878 東証プライム
17,675
12/19 15:30
+80(%)
時価総額 1,218,143百万円
建物賃貸国内最大手。賃貸住宅管理戸数、賃貸仲介件数などで業界トップ。一括借上の賃貸経営受託システムが強み。投資マンションの販売等も手掛ける。建設事業ではBtoBの請負体制強化で受注ルートの拡大図る。 記:2024/11/10
4005 東証プライム
343.6
12/19 15:30
+2.1(%)
時価総額 569,420百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4062 東証プライム
4,319
12/19 15:30
-47(%)
時価総額 608,379百万円
ICパッケージ基板で世界トップシェア。1912年に揖斐川電力として創業。岐阜県大垣市に本社。自動車排気系部品等のセラミック事業も。特殊炭素製品は受注順調。事業競争力の強化、新規製品の事業化などに注力。 記:2024/11/26
4183 東証プライム
3,332
12/19 15:30
-9(%)
時価総額 669,212百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
5019 東証プライム
1,000
12/19 15:30
-14(%)
時価総額 1,392,642百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5805 東証プライム
7,460
12/19 15:30
-50(%)
時価総額 229,969百万円
電線準大手。電線ケーブルや送電システム用電力機器、免震装置等を手掛ける。旧社名は昭和電線HD。東京電気(現東芝)の電線部門から独立して1936年に設立。27.3期ROE14%以上目標。資本効率の向上図る。 記:2024/11/09
6305 東証プライム
3,403
12/19 15:30
-33(%)
時価総額 732,036百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6310 東証プライム
912
12/19 15:30
±0(%)
時価総額 20,962百万円
老舗農業機械メーカー。1926年に愛媛県松山市で創業。トラクタ、耕うん機等の整地用機械が主力。田植機、コンバイン、芝刈機などの製造・販売も。国内では畑作市場などへ経営資源集中。海外は事業拡大の加速図る。 記:2024/08/09
6365 東証スタンダード
3,770
12/19 14:23
-10(%)
時価総額 18,009百万円
1910年創業のポンプ・送風機メーカー。産業用ポンプ等のポンプ、ファン等の送風機、海水淡水化用エネルギー回収装置等の製造・販売を行う。守谷商会などが主要取引先。グローバル事業領域の拡大などに取り組む。 記:2024/10/12
6492 東証スタンダード
6,890
12/19 15:30
+40(%)
時価総額 12,354百万円
バルブ専業。高温高圧バルブのトップメーカー。原子力や火力発電所向けが主力。国内外に1000基以上納入実績。原子力発電用の弁・部品は販売堅調。地震等にともなう点検工事も増加。ゼロエミッション発電用も伸びる。 記:2024/10/30
6594 東証プライム
2,763
12/19 15:30
-57(%)
時価総額 3,295,068百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6955 東証スタンダード
533
12/19 15:30
-7(%)
時価総額 18,408百万円
富士通傘下の電池・電子部品メーカー。ニッケル水素電池、リチウム電池等の電池事業が主力。各種モジュール、スイッチング電源等の電子事業も。ニッケル水素電池は高付加価値市場に注力。新規ビジネス開拓にも取り組む。 記:2024/09/02
7011 東証プライム
2,296.5
12/19 15:30
+39.5(%)
時価総額 7,747,583百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7201 東証プライム
444.8
12/19 15:30
+27.2(%)
時価総額 1,877,374百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7267 東証プライム
1,220
12/19 15:30
-24.5(%)
時価総額 6,441,600百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7269 東証プライム
1,769
12/19 15:30
-14(%)
時価総額 3,475,353百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7752 東証プライム
1,763
12/19 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,034,862百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。オフィスサービス事業は国内売上順調。オフィスプリンティング事業の構造改革図る。 記:2024/11/28
8051 東証プライム
1,383
12/19 15:30
+17(%)
時価総額 131,807百万円
工作機械・産業機器・機械工具等の生産財、住宅設備機器・家庭機器等の消費財を扱う専門商社。1947年創立。生産財関連事業が主力。事業所数は国内外で100超。機械販売では高付加価値設備の提案等を積極化。 記:2024/10/08
8053 東証プライム
3,272
12/19 15:30
-14(%)
時価総額 3,962,716百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。総還元性向40%以上目安。27.3期当期利益6500億円目標。事業ポートフォリオの変革進める。 記:2024/11/10
9348 東証グロース
563
12/19 15:30
+23(%)
時価総額 52,522百万円
月面開発事業を展開。顧客の荷物を月周回軌道・月面まで輸送するペイロードサービスが中核。パートナーシップサービス、データサービス等も。「HAKUTO-R」ミッション2を最速で24年12月に打ち上げへ。 記:2024/10/05
9432 東証プライム
155.2
12/19 15:30
+0.3(%)
時価総額 14,053,409百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10