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前場に注目すべき3つのポイント~個人投資家は中小型株に資金をシフト~

2024/11/22 9:01 FISCO
*09:01JST 前場に注目すべき3つのポイント~個人投資家は中小型株に資金をシフト~ 22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■個人投資家は中小型株に資金をシフト ■チヨダ、25/2上方修正 営業利益 18.76億円←12.50億円 ■前場の注目材料:大日本印刷、27―28年めどガラス中間基板量産、AI向け大型化対応 ■個人投資家は中小型株に資金をシフト 22日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着が強まる相場展開になりそうだ。21日の米国市場はNYダウが461ドル高、ナスダックは6ポイント高だった。シカゴ連銀のグールズビー総裁は、来年の金利が「現状を下回るだろう」との考えを示すと、金利先安感から景気敏感株を中心に買われた。ナスダックは長期金利の上昇が重しとなり伸び悩んだが、半導体のエヌビディアの決算を好感した買いが下支えとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比190円高の38230円。円相場は1ドル154円30銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い優勢の展開から始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時37700円まで売られる場面もみられたが、引き続き75日線水準で下げ渋る動きとなり、その後の切り返しによって200日線水準で終えている。先日の時間外取引で売られたエヌビディアが買われたことで、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への安心感につながる可能性がありそうだ。 ただし、地政学リスクへの警戒から積極的な上値追いの流れは期待しづらいところであろう。日経平均株価は75日線までの調整を経て自律反発が意識されやすく、売り方の買い戻しの動きが入りやすいだろうが、200日線が位置する38570円辺りが抵抗線として機能するなか、買い一巡後はこう着感が強まりやすい。また、地政学リスクへの警戒から週を跨いでのポジションを取りに行く動きは限られるとみられる。 ウクライナ軍は21日、「ロシア軍がウクライナ東部への攻撃の中でICBM(大陸間弾道ミサイル)1発を発射した」と発表した。一方、ロシアのプーチン大統領は、新型の中距離弾道ミサイルを使用したと明らかにするなど、ロシア・ウクライナ情勢は新たな局面に突入している。物色の流れとしてはエヌビディアの上昇を受けたハイテク株の買い戻しのほか、足もとで大型株の弱さが目立つなか、個人投資家は中小型株に資金をシフトさせよう。また、トランプ次期大統領の政策に関連する銘柄への物色に向かわせそうだ。 ■チヨダ、25/2上方修正 営業利益 18.76億円←12.50億円 2025年2月期業績予想の修正を発表。営業利益を12.50億円から18.76億円に上方修正した。マックハウスを連結範囲から除外したことにより、売上高の減少、ならびに、特別損失が発生する見込みとなったものの、手を使わずに立ったまま履ける「セダークレスト スパットシューズ」等のプライベートブランド中心に売上が伸長。人事効率の改善や管理費の抑制等により、営業利益は前回予想を上回る見込みとなった。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(43870.35、+461.88) ・ナスダック総合指数は上昇(18972.42、+6.28) ・1ドル=154.40-50円 ・シカゴ日経先物は上昇(38230。+190) ・SOX指数は上昇(4963.05、+78.81) ・VIX指数は低下(16.87、-0.29) ・米原油先物は上昇(70.10、+1.35) ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・大日本印刷<7912>27―28年めどガラス中間基板量産、AI向け大型化対応 ・アマダ<6113>神奈川・伊勢原にエンジ教育拠点 ・日産自<7201>米従業員の6%が早期退職応募 ・大東建託<1878>インドネシアで施工管理者育成、現地大学と専門講座開設へ ・日立<6501>日立エナジー、スウェーデン国営から直列補償システム受注、最大3億ドル ・MRT<6034>伊藤忠が出資、製薬マーケ支援・教育コンテンツ提供を推進 ・OBC<4733>大塚商会と、企業DX推進で協業、1年以内1000社開拓を目指す ・豊田合成<7282>「からくり」拡大、電気エネ極力使わず“自動化” ・ホンダ<7267>全固体電池のパイロットラインを栃木に建設 ・日立建機<6305>米で新興ピッチイベント、3社選定、協業検討 ・クボタ<6326>米新興に出資、深海水淡水化技術を共同開発 ・ルネサス<6723>アームコア採用強化、マイコン拡充し反転攻勢 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 10月全国消費者物価コア指数(前年比予想:+2.2%、9月:+2.4%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 12件
1878 東証プライム
17,280
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 1,190,920百万円
建物賃貸国内最大手。賃貸住宅管理戸数、賃貸仲介件数などで業界トップ。一括借上の賃貸経営受託システムが強み。投資マンションの販売等も。中計では27.3期売上高2兆円目標。不動産開発事業の拡大等に注力。 記:2024/06/09
7,090
11/22 15:30
+110(%)
時価総額 534,614百万円
会計ソフト開発会社。財務会計や人事、給与等の会計パッケージソフト「奉行シリーズ」をクラウド中心に提供。中堅・中小企業がターゲット。クラウドなど成長分野への投資を継続。高付加価値サービスの提供に注力。 記:2024/10/21
6034 東証グロース
742
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 4,243百万円
医療人材紹介サイトを運営。オンライン診療サービスも手掛ける。東大医学部付属病院の互助組織が法人化して誕生。医師目線によるサービス提供が強み。グループ会社がインドネシアでスマート在宅医療の実証実験を開始。 記:2024/10/22
6113 東証プライム
1,478
11/22 15:30
+23.5(%)
時価総額 504,168百万円
金属加工機械メーカー。板金加工機械で国内トップシェア。溶接機や研削盤、プレスマシン等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。配当性向50%目安。受注残高は高水準。中計では26.3期売上高4000億円目標。 記:2024/06/13
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6501 東証プライム
3,821
11/22 15:30
+71(%)
時価総額 17,716,330百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
2,012
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(%)
時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7282 東証プライム
2,549.5
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 325,352百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。エアバッグ等のセーフティシステム製品、ラジエータグリル等の内外装部品が主力。樹脂ターボダクト等も。トヨタグループ向け売上比率は6割超。米国で自動車用内外装部品の生産能力を増強。 記:2024/09/03
7912 東証プライム
2,331.5
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 1,292,772百万円
大手総合印刷企業。1876年創業。出版関連ビジネスのほか、情報セキュア関連製品、ディスプレイ関連製品、電子デバイス等も。リチウムイオン電池用バッテリーパウチ等で世界トップシェア。BPO事業の拡大等に注力。 記:2024/06/17