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新興市場見通し:25日移動平均線がサポートか、物色は決算発表銘柄に集中を想定

2024/9/14 14:39 FISCO
*14:39JST 新興市場見通し:25日移動平均線がサポートか、物色は決算発表銘柄に集中を想定   ■決算発表銘柄に短期的な関心が向かうか 今週の新興市場は小幅上昇。同時期の騰落率は、日経平均が+0.52%だったのに対して、グロース市場指数は+0.09%、グロース市場250指数は+0.09%。引き続き売買代金が1000億円台前半と商いが膨らまない状況下、決算を発表した主力株が売り優勢となったことなどが影響して上値の重い展開となった。為替が1ドル=140円台と円高に振れたことで、内需株が多いグロース市場には追い風の環境となったが、投資家心理の悪化が先行したことから買い材料とはならなかった。 時価総額上位銘柄では、12月にも月着陸に再挑戦すると発表したispace<9348>が買われたほか、証券会社が「買い」でカバレッジを開始したことからジーエヌアイグループ<2160>が週末大幅高となった。一方、決算内容が嫌気されてタイミー<215A>、GENDA<9166>が売り優勢となったほか、弁護士ドットコム<6027>も売り圧力が強く6日続落。このほかの銘柄では、プロディライト<5580>が音声から人の感情を分析できる技術に関連する特許を取得と発表し急騰したほか、千葉銀行<8331>がTOBを発表したことでエッジテクノロジー<4268>が買われた。一方、小型SAR衛星QPS-SAR5号機の通信系に不具合が生じたと発表したQPS研究所<5595>が売られた。 ■日米中銀会合に対する思惑に振らされる展開か 来週の新興市場は、プライム市場同様、日米中銀会合に対する思惑に振らされる展開となりそうだ。週末の海外時間で、為替は1ドル=140円20銭台まで円高ドル安が進行していることから、円高進行によって大型株が下落すれば、投資家心理が悪化し新興市場も崩れる可能性はあるので注意は必要だ。一方、グロース市場250指数はじりじりと切り上がる25日移動平均線に沿った動きが見られる。さすがに1000億円ほどの売買代金だと、200日移動平均線を上回るような強いトレンドへの転換は期待しにくいが、25日移動平均線をサポートに200日移動平均線が位置する675ポイント水準をまでの上昇は見込めよう。 売買代金が膨らまず、主力銘柄への物色があまり広がらないことから、決算発表銘柄に短期的な関心が向かおう。好業績と資本業務提携を発表したモルフォ<3653>は買い先行となろう。アシロ<7378>、INTLOOP<9556>もポジティブな評価を受けそうだ。一方、宇宙関連のアストロスケールHD<186A>は、5-7月期最終赤字が85億円と前年同期17億円の赤字から大幅に赤字幅が拡大したことで、ネガティブな反応が先行すると想定。また、クラシコム<7110>、笑美面<9237>、メディア総研<9242>、イタミアート<168A>、学びエイド<184A>あたりも売り優勢でスタートしそうだ。先週、決算を発表したGENDAはなかなか下げ止まらなかったことから、決算発表銘柄の急落後のリバウンド狙いは注意したい。 《FA》
関連銘柄 18件
168A 東証グロース
913
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 1,342百万円
のぼり旗、イベント幕などオリジナル大型セールスプロモーション商材の製造・販売を行う。自社販売サイトの運営のほか、卸販売も。短納期、低価格販売が強み。インサイドセールスによる新規法人顧客の獲得等に注力。 記:2024/08/02
184A 東証グロース
549
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,234百万円
インターネットによる教育サービスの企画開発・提供。学習塾向けに映像授業と管理機能のシステムを提供する「学びエイドマスター」などが主要サービス。直営塾も展開。映像事業は拡大。人件費増など吸収。 記:2024/10/06
928
11/22 15:30
-16(%)
時価総額 104,890百万円
衛星運用終了時のデブリ化防止向けサービス、既存デブリの除去サービス、衛星寿命延長サービスなど軌道上サービス事業を展開。顧客は政府機関が中心。RPO技術が強み。全額拠出案件積み上げによる収益性改善図る。 記:2024/10/21
215A 東証グロース
1,137
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 108,173百万円
スキマバイトサービス「タイミー」を提供。サービス利用率、求人掲載数は国内No.1シェアを誇る。ワーカーは、20代から40代までの若い世代が多い。クライアントは創業以来、物流・飲食・小売業界が中心だが、近年ホテル・宿泊業界での利用も伸びてきている。 記:2024/06/21
2160 東証グロース
2,814
11/22 15:30
-36(%)
時価総額 140,914百万円
中国拠点に新薬探索から臨床開発、製造・販売まで行う。中国に自社製薬工場を保有。IPF治療薬「アイスーリュイ」が主力製品。骨移植関連製品等の医療機器事業も。米国子会社中心に新規開発候補化合物の開発図る。 記:2024/08/05
3653 東証グロース
1,662
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 8,998百万円
画像処理及びAI技術を用いたソフトウェア開発会社。スマートフォン、半導体、車載、産業IoT向けソフトウェア事業を手掛ける。デンソーなどが主要取引先。ソニーセミコンダクタソリューションズと資本業務提携。 記:2024/10/25
4268 東証グロース
838
11/22 14:18
-1(%)
時価総額 8,881百万円
AIアルゴリズム事業を展開。AIソリューションサービス、AI教育プログラム「AIジョブカレ」、AI営業支援システム「GeAIne」などを手掛ける。千葉銀行がTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/10/11
5580 東証グロース
1,025
11/22 15:30
-41(%)
時価総額 1,677百万円
クラウド電話システム「INNOVERA」やクラウド直収型電話回線「IP-Line」、Yealink社製端末の販売等を行う。INNOVERAのアカウント数は3.8万超。エンタープライズ向け提案を加速。 記:2024/08/20
5595 東証グロース
1,529
11/22 15:30
-36(%)
時価総額 56,579百万円
小型SAR衛星の開発製造や運用、SAR画像データの販売等を行う。展開式パラボラアンテナの開発で低コスト化に成功。国内官公庁向け販売比率が高い。24年8月に小型SAR衛星QPS-SAR8号機の打上げが成功。 記:2024/10/26
6027 東証グロース
2,731
11/22 15:30
+92(%)
時価総額 61,707百万円
法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」、税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」を運営。クラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」等も。クラウドサインでは大企業を中心に顧客獲得の強化を図る。 記:2024/08/05
7110 東証グロース
1,035
11/22 15:15
-8(%)
時価総額 7,628百万円
北欧食器や北欧家具、北欧雑貨などを扱うECサイト「北欧、暮らしの道具店」の運営を行う。ファッションD2Cブランド「foufou」の展開等も。北欧、暮らしの道具店は成長。味の素と協働マーケティングを開始。 記:2024/06/09
7378 東証グロース
1,045
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,168百万円
ベンナビ離婚などのリーガルメディア、転職メディア「キャリズム」などの運営を行うメディア事業が主力。人材紹介・派遣のHR事業、保険事業も展開。リーガルメディアは新規顧客開拓、解約率の引き下げなどに注力。 記:2024/09/03
8331 東証プライム
1,204
11/22 15:30
+2.5(%)
時価総額 981,887百万円
千葉県地盤の地方銀行。県内最大規模。ちばぎん証券、ちばぎんディーシーカード、ちばぎん保証等を傘下に持つ。ソニー銀行と業務提携。総資産は21兆3200億円超。中期経営計画では26.3期純利益750億円目標。 記:2024/06/09
9166 東証グロース
2,725
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 188,183百万円
GiGO等のアミューズメント施設、カラオケチェーン「カラオケBanBan」の運営等を行うエンタメ・プラットフォーム事業が柱。エンタメ・コンテンツ事業も。アミューズメントは積極的な新規出店、M&Aに注力。 記:2024/10/05
9237 東証グロース
1,995
11/22 15:30
+47(%)
時価総額 3,870百万円
シニアホームへの入居者紹介等を行うシニアライフサポート事業が主力。シニアホーム開設コンサルティング等のケアプライム事業も。メディカルソーシャルワーカーとの連携に強み。家族会議実施数、入居成約数は拡大。 記:2024/10/05
9242 東証グロース
1,264
11/22 13:40
+20(%)
時価総額 1,555百万円
高専生向け就活イベントが主力。高専生向け就職・進学情報サイト「高専プラス」の運営、理工系大学生向け就活イベント等も。2Q、3Qに売上が偏重する傾向。高専生サービスの安定化、理工系企画の拡充等に取り組む。 記:2024/06/07
9348 東証グロース
521
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 48,604百万円
月面開発事業を展開。顧客の荷物を月周回軌道・月面まで輸送するペイロードサービスが中核。パートナーシップサービス、データサービス等も。「HAKUTO-R」ミッション2を最速で24年12月に打ち上げへ。 記:2024/10/05
9556 東証グロース
5,930
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 27,604百万円
事業戦略・業務改革コンサルティングやITコンサルティング、プロジェクトマネジメント支援、プロコンサル派遣・人材紹介等を手掛ける。エッジAIソリューションを提供する「Idein」と包括的な協業を開始。 記:2024/06/13